教育年報1964年(S39)-152/232page

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 (3) 場所 県立郡山工業高等学校

 (4) 講師 社会通信教育協会事務局長 小日向秀雄

 (5) 参加者 社会通信教育受講生 199名 社会教育

関係者11名

 (6) 内容

1) 体験発表 「私の体験」 田村郡三春町 山崎晃

2) 本県の社会通信教育の現状について

3) 講演 「学習効果を高めるにはどうすればよいか」

4) レクリエーション

5) 面接指導   課程名下記のとおり

  謄  写   洋  裁

  洋裁手芸   建  築

  簿  記   英  語

  現代事務   酪  農

  電  気   無  線

 以上の10課程

6) 研究協議

 ア 社会通信教育の普及と振興策について

 イ 受講生の共同学習班の組織化について

 (7) 効果 第2回目の催しであったが,進んで学習し

ようとする受講生の態度は真剣そのものであった。特に

面接指導の効果は大きく各課程とも有効適切な指導が行

なわれ,予期以上の成果を得た。また今後の普及振興策

についても研究協議が行なわれ,将来に対する明るい見

通しができた。

8 青年団体指導者研修会

 (1) 趣旨 青年団体の幹部指導者,青年グループ指導

者および青年教育を担当しているものに,その任務を遂

行するための知識技能を修得せしめ,その資質の向上を

はかり,もって県下青年団体の健全育成に資する。

 (2) 期日 40・2・9〜13

 (3) 会場 福島市飯坂町湯野 福島県婦人会館

 (4) 講師 群馬大学教授     永杉喜輔

      日本青年館常任理事  坂田修一

      福島大学学芸学部長  平井博

      同      教授  田口孝之

      同     助教授  西間木リツ

      県立会津高等学校長  田中平作

 (5) 参加者 市町村教育委員会より推せんされた青年

団幹部,青年グループリーダーおよび市町村教育委員会

青年教育担当者等 42名

 (6) 方法と内容 研修をプロジェクト研修と集合研修

にわけ,次のような内容について講義,演習,討議を行

なった。

1) 団体活動の意義と組織運営の原則

2) 団体活動の基本的なあり方

3) 団体活動に関する事業計画のたて方と執行のしかた

4) 団体における幹部,指導者の責任と役割

5) 団体指導の方法技術

6) 青年団の歴史と今後の課題

 (7) 効果 参加者は団体の基本的問題および団体指導

の方法,技術について体得し,団体活動に対する自信を

大いに深めたので,よき指導者として今後の地域におけ

る活動が期待される。

9 高等学校開放講座

 (1) 趣旨 高等学校の施設を地域の青年に開放し,農

業,商業および工業に関する専門的な知識技能を習得せ

しめるとともに,新市町村建設に積極的に参加する素地

を養う。

 (2) 委嘱方針

1) 対象 中堅勤労青年を原則とする。

2) 講座内容 地域の実情と各学校の特性をいかし,農

 業,商業,工業に関する知識技能その他教養の習得を

 目的とする内容とすること。

3) 時間 30時間を目標とすること。

 (3) 委嘱校 5校

1) 県立福島工業高等学校140名,建築,機械,電気工

 業,化学等について

2) 県立喜多方商工高等学校44名,簿記と和文タイプ

 について

3) 県立小野高等学校 47名,養鶏,たばこ,酪農,食

 生活等について

4) 県立会津農林高等学校 71名,果樹,園芸,水稲お

 よび畜産について

5) 県立会津工業高等学校48名,農業経営改善のため

 の電気,建築,農業機械について

 (4) 効果 各校の協力,農協,関係事業所等の支援に

よって本講座の目的を完全に果すことができ,参加者は

職業に対する自信を深め,多大の成果をあげることがで

きたので,今後,本講座のよりいっその充実を図りた

い。

10 県実験青年学級の委嘱

 (1) 趣旨 勤労青少年教育の重要性にかんがみ,青年

学級の充実方策,特に開設,運営等について実際的な実

験研究を行ない,本県勤労青年教育の振興に資する。

 (2) 委嘱青年学級 (16学級)

   福島市公民館青年学級 (工業課程)

   保原町保原青年学級

   二本松市商店青年学級

   三穂田村農業青年学級

   岩瀬村青年学級

   田島町中央青年学級

   会津若松市第4青年学級


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