教育年報1964年(S39)-165/232page
部門 行事の名称 会場 会期 料金 民俗芸能 第14回福島県民俗芸能大会 喜多方市厚生会館 11.8 無料 総合行事 あすなろ公演会(演劇、音楽、舞踊) 白河市市民会館 11.4〜6 有料 第2回平市芸術祭 平市公会堂 11.1,4 無料
6 文化振興に関する協議会
本県芸術文化の振興を図るため,学識経験者,関係団
体代表者の協議会を開き,当面する問題について研究を
行ない,終って選抜秀作展を鑑賞した。
(1) 期 日 11月13日
(2) 会 場 中合5階ルーム
(3) 出席者
今泉正顕 佐藤宗光 並木良男 宗像喜代次
桑原啓 鈴村満 平井博 山川忠義
菅野芳夫 高橋良一郎 星野正三 山下正雄
佐瀬進 田中平作 正木蔚 渡辺久
佐藤次男 田村護 三浦通庸 渡辺到源
他14市教育委員会文化担当者
(4) 協議内容
〇 県下の芸術文化活動の現況
〇 本県芸術文化振興の方策について
〇 その他
7 その他共催として実施した事業
(1) 日本画講習会
日本画初心者を養成する本企画は昨年に引き続いて8
月11日〜13日まで福島市公民館において,中野蒼穹,
角田磐谷氏を講師とし,福島彩心会が主催して3日間実施
した。製作した作品は秋の彩心会展と共に公表した。
(2) 福島県考古学大会
1月17日須賀川市において開催し,破壊される埋蔵文
化財の保護と新産都市指定地内における文化財保護につ
いて意見を交換し,39年度の研究成果の発表があった。
(3) その他
東北地区吹奏楽コンクールは9月29日に開かれた第2
回の県大会に続いて10月14日郡山市で開催し,最優秀の
団体に対して県知事名による優勝旗を贈呈した。外に県
術文化委員会,県演劇協議会,県合唱連盟,在京美術家
協会等の年間事業に対しそれぞれ助成を行なった。
第7節 文化財の保護
1 概 要
本年度の文化財関係事業は,市町村における文化財保
護行政の進展を図ること,指定文化財の管理の強化特に
防災対策をすすめること,および新産都市常磐,郡山地
区の文化財保存対策に重点がおかれて推進された。実施
した主な事業は,文化財保護行政研究協議会の開催,指
定文化財の管理状況調査(文化財パトロール),新産業都
市指定地区の遺跡および民俗資料の基礎調査等である。
2 文化財の指定
(1) 国指定文化財
本年度は国の指定を受けた文化財はなかった。
1) 有形文化財
〇 国指定文化財の件数は次のとおり
(昭40.3.25現在)
区分/種別 建造物 絵画 彫刻 書跡 工芸品 考古資料 計 国宝 1 1 2 重要文化財 13 3 23 1 15 5 60
2) 史跡名勝天然記念物
区分/種別 史跡 名勝 史跡名勝 天然記念物 計 特別史跡名勝天然記念物 - - - 1 1 史跡名勝天然記念物 15 2 2 21 40
(2) 仮指定
昭和39年2月に開催された文化財専門委員会議におい
て,次の史跡および天然記念物について仮指定して保護
するよう答申があった。
〇 天然記念物 ペグマイト鉱床 田村郡西田村
〇 史 跡 白水阿弥陀堂庭園跡 内郷市白水町
〇 史 跡 金冠塚古墳 勿来市錦町
(3) 県指定文化財
本年度中に県指定された文化財はなかった。