教育年報1965年(S40)-032/213page
い。残された件については、
〇退職勧奨を拒否している者については明年度以降
優遇処置をしない。
〇転出させる
という既定の方針によりすすめていく。
4月20日 教育長ほか7名
中央執行委員長ほか20名
要旨:昨年来の組合の要求事項について県教委として
は県財政当局等との関連を考えながら検討し、問題
によっては努力していく考えであるが、一斉一号増
については、現段階においく実施することは困難で
ある。
4月20日付要求書(不当人事撤回)については検
討したが従来の方針を変えることはない。
6月 9日 教育委員長、教育長ほか3名
中央執行委員長ほか4名
要旨:4月10日、4月27日付の要求書について検討し
たが全国的に共通する問題もあるので慎重に考えて
いきたい。知事部局との関連なしには考えられない
問題もあり、交渉の方法については、教育委員会と
しての性格にしたがって考えていきたい。また、今
後永久的に交渉事項となることも考えられるので継
続的に努力する。
旅費、宿日直の問題についてもよく実態を検討し
て処置していきたい。学力調査については文部省の
方針により実施する。
6月22日 教育長ほか5名
中央執行委員長ほか30名
要旨:退職勧奨を拒否している2名については、第2
次計画の中で行なったものであり、組合のいうよう
な特別な人事ではない。22日の赴任の日については
今後検討する余地はない。
7月14日 総務課長、学務課小中管理係長
県教組書記長ほか3名
要旨:土、日曜の宿日直については県教育長通達のと
おり国に準じて行なうことに変わりはないが(40.3.
26付文部省初中局長からの通知)、「止むを得ざる
場合」については、大蔵省等の監査において説明の
つくものにしていきたい。
へき地研修旅費、分校旅費については全額令達ず
みであり、適切な支給について所長会等をとおして
指導していきたい。
8月 9日 教育長ほか3名
中央執行委員長ほか10名
要旨:一斉号増の要求については、県教委としての
資料の作成をしたが、これについては総務部長との
話し合いももっていないし、要求事項を実施するこ
とを前提としての計数整理ではない。四者交渉につ
いては今後の問題である。
土、日曜の宿日直については、その更らに検討し
たが、通知の趣旨をくんで命令権者の裁量を認めて
いくことになるが大規模校については通知のとおり
であるが校長を除いて男子教員7人までについては
場合によっては別人がやってもよいと解してよい。
11月20日 教育長ほか3名
中央執行委員長ほか7名
要旨:第15次日教組全国教育研究集会(福島大会)に
ついては、これまで県段階までの集会については義
務免扱いとしてきたが、今次全国集会については、
参加者が延べ4,000名の多数にのぼり、学校運営に
支障をきたすことも予想されるので検討する。
年末年始にあたり小規模校の宿直を警備員をもっ
てあて教員を宿直から解放することについては現段
階においての実施はできない。
平日日直については、名称の問題であり校内の問
題である。(校務分掌による週番等)
高校入試と中学校卒業式の期日については、40年
度以降は3月15日とし、当日日曜にあたる場合は14
日にくりあげる。このことは県教委と福島県市町村
教育委員会連絡協議会との申し合わせ事項として通
知してある。
12月20日 総務課長ほか4名
副委員長ほか6名
要旨:12月3日付の要求書(給与改訂)については、
12月県議会に条例改正をだしてあり、知事の指示を
まって実施する。
へき地加給の実施については、今後さらに検討さ
れる問題であるが、現時点においては特別の考えは
もっていない。
12月27日 教育長ほか5名
県教組書記長ほか7名
要旨:給与改善(一斉号増)についての四者交渉と
いっても、県職とのちがいもあり一概に進展させる
こともむずかしいが、情勢の変化もあったことだか
ら四者交渉の機会をもつことについては考えられる
ことである。
年末年始の宿日直についてはさらに検討するが、
趣旨に副うような具体的な方法については要求どお
りの措置はできない。
高校募集定員の発表は、年内にはできない。41年
1月上中旬になる見込みである。
中学校における補習の問題については、全国的な
問題でもあるが、このことだけを考えることによっ
てよい解決がなされるものでもないので、他の例を
そのままあてはめるということではなく、本県の実
態をつかみ、通達をだすというような手段を直ちに
とるというようなことではなしにじゅうぶん検討し
ていく。