教育年報1965年(S40)-098/213page

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 C 国庫補助金交付額交付学校数調
交付年度 小学校 中学校 高等学校 盲学校 聾学校 養護学校 合計
対象校数 交付額 対象校数 交付額 対象校数 交付額 対象校数 交付額 対象校数 交付額 対象校数 交付額 対象校数 交付額
年度 千円 千円 千円 千円 千円 千円 千円
29 62 4,092 66 6,544 5 516 1 30 1 30     135 11,212
30 60 3,747 45 4,618 25 2,575 2 70 1 43     133 11,053
31 58 3,450 43 4,211 23 2,363 1 34 2 66     127 10,124
32 63 3,664 47 4,475 24 2,452 1 50 2 98     137 10,739
33 75 4,571 61 5,634 22 3,159 1 53 2 100     161 13,517
34 88 4,723 67 6,531 25 3,132 3 105 1 41     184 14,532
35 100 5,524 63 6,787 24 3,533 1 41 3 105     191 15,990
36 144 11,276 51 5,985 27 3,915 0 0 0 0 1 87 223 21,263
37 194 14,286 52 6,116 40 7,275 4 240 4 420 1 90 295 28,246
38 186 12,916 55 6,275 34 6,284 4 210 4 240 1 61 284 25,986
39 177 13,888 69 7,204 27 5,550 0 0 1 80 1 60 275 26,782
合計 1,207 82,136 619 64,380 276 40,754 18 833 21 1,043 4 298 2,145 189,444

 D 昭和40年度理科教育設備補助事業実施状況
学校種別 学校数 国庫補助額 設置者負担額 補助事業額
小学校 168 12,041,000 12,107,800 24,148,800
中学校 79 7,925,000 7,974,255 15,899,255
高等学校 41 6,200,000 6,200,000 12,400,000
盲学校 4 265,000 265,000 530,000
聾学校 4 252,000 252,000 504,000
養護学校 2 100,000 100,000 200,000
298 26,783,000 26,899,055 53,682,055

 2 科学技術教育担当教員の資質向上

(1)理科教育講座

 1) 目   的

   理科実験講座にひき続いて、昭和38年度より5

  ヵ年計画で実施されているもので、本年度はその

  第3年次にあたる。

   県内の小・中学校および県立学校の教員のうち、

  理科を担当し、あるいは将来担当しようとする者

  に対して、自然科学の基本的な考え方や方法およ

  び自然科学の発展に伴なう新しい見方に車点をお

  き、理科教育の本質を理解させ、その本質に即し

  た指導法を修得させることを目的としている。

 2) 主   催

   文部省、県教育委員会

 3) 期   間

   小・中学校部会 8月2日〜7日(6日間)

   高等学校部会(生物班) 8月23日〜28日(6

   日間)

 4) 会場および担当出張所
部会 地区 会場 担当出張所
小学校 県北 伊達中学校 伊達
県南 棚倉小学校 東白川
会津 喜多方第一小学校 耶麻
鹿島小学校 相馬
中学校 県南 白河中央中学校 西白河
会津 坂下高等学校 両沼
高等学校 全県 福島女子高等学校 (福女高)

 5) 受講者数

   小学校部会    4会場 計196名

   中学校部会    2会場 計105名

   高等学校部会   1会場   33名

 6) 講   師

   各部会の講座を担当する講師は、福島大学教授、

  県教委事務局指導主事、理科教育センター指導室

  事、小・中・高等学校教諭などの中からそれぞれ

  適任者を得て、その延べ数は84人にのぼっている。

 7) 講座内容

   文部省の作成した、小・中・高校別の理科教育

  講座指導書をテキストとして、それぞれの会場ご

  とにテーマを設定し、それぞれの目的にそって実

  施した。

   講座の形態としては、実験・観察・実習・演習

  ・講義・デモンストレーション・討議・協議・研

  究授業・視聴覚教具の利円等、できるだけ多彩な

  方法を考慮し、これらを適宜組合わせて各テーマ

  の指導法が具体的に理解されるようにくふうした。

  なお、研究授業は児童、生徒の出校日などを利用

  してなるべく実施するように努めた。

   次に本年度の講座にとりあげられた代表的なテ

  ーマをいくつかあげてみたい。

  〇小学校部会

   ア.野山の自然のありさま

   イ.海辺の生物の種類と生活のようす

   ウ.火成岩のおもな種類と性質と科用

   エ.ものの温度と氷のでき方

   オ.乾電池と豆電球のつなぎ方と明るさの違い

   カ.太陽の運行と季節の変化

   キ.遊びの中での理科指導(かげふみとかげえ)

   ク.具体的事実を帰納し一般化する方法(温度

    と氷)

   ケ.器具器材の基礎的な取り扱いと実験操作

    (燃料)

   コ.継続観察のありかた(虫の一生)

   サ.抽象的な思考と必須な経験(紙玉でっぽう)

   シ.薬品の管理と取り扱い

   ス.電流の発熱作用

   セ.地層のできかた

   ソ.花・葉・実のしるの色や変化

   タ.森林の植物の相互関係

   チ.鉱物の性質


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