教育年報1965年(S40)-113/213page

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  児童 小学校 中学校 合 計
39 45 50 39 45 50 39 45 50
病弱・虚弱 教育対象人口 3,625 2,843 2,779 2,270 1,656 1,372 5,895 4,499 4151
特殊学校
〃学級 36 1,112 29 641 65 1,753
36 1,112 29 641 65 1,753
収容率(%) 10 40.0 1.3 46.7 1.1 42.2
合計 教育対象人口 16,435 12,930 12,638 10,325 7,532 6,242 26,760 20,462 18,880
特殊学校 536 820 1,030 265 520 730 801 1,340 1,760
〃学級 629 2,613 6,359 383 2,613 3,665 1,075 5,226 10,024
1,228 3,433 7,389 648 3,133 4,395 1,876 6,566 11,784
収容率(%) 7.5 26.6 58.5 6.3 41.6 70.5 7.0 32.1 62.4

(1)特殊学級(精神薄弱児)についても昭和40年度は

 小学校80学級、中学校42学級の設置をもとに41年に

 はさらに小学校30学級、中学校50学級の増設をみよ

 うとしている。

(2)各部、市町村教育委員会も判別と就学についての

 講習会後、熱意をもってこの振興に努力してきた。

(3)県教委各出張所を中心に特殊教育学級の指導に力

 を入れ、指導要領の普及と内容の指導、研究会の助

 成等に適切な指導をしてきた。

(4)県の特殊教育研究会の会員の総力を集め今現在、

 養護学校(精神薄弱編)の指導要領を参考にして、

 教育課程の編集に着手し、完成をみようとしている。

 3 本年度おこなわれた研究大会

  等のおもなものを次にあげる

(1)福島県盲ろう学校研究会

 1) 期日 昭和40年5月28日(金)29日(土)

 2) 会場 福島県立福島盲学校

 3) 講師 葛飾盲学校長鈴木力二先生

 4) 内容

  ア.弱視教育の目あてについて

   ・一般社会で苦痛なく普通に生活できる人間を

    つくっていくこと。

   ・社会のひとびとからみてもみにくくない、ひ

    となみの人間にする。

  イ.照明についての研究

  ウ.教科書の取扱い方やコピーフレックスなどの

   利用について。

  エ.進行性の眼疾患をもつ子どもの指導について

  オ.視知覚の訓練の方法

   ・図形による訓練……異動升別

   ・置換作業    ・迷路

   ・図形抹削    ・幾何学図形

   ・大小弁別    ・文字書体による訓練

   ・直方体の分析など

(2)福島県特殊教育指導法講習会

 1) 期日 昭和40年6月24日

 2) 会場 郡山市芳山小学校

 3) 講師 文部省初等中等教育局特殊教育課

      松原隆三氏  大川原潔氏

  ア.編成の問題

    国が定めた基準(要領)により、四領域を学

   年に応じて組織的に配列していくこと

  イ.学校の実態に応じて特別な教育課程を作って

   よいが、適切な課程を柱として、自校の課程を

   作ることが望ましい。

  ウ.指導計画は、各教科の計画と解決していく。

  エ.学校行事は、学校が計画したものでなければ

   ならないし、同一学年以上参加する場合をいう。

 4) 学習形態について

 5) 集団社会への適応性

 6) 盲と弱視教育の問題点について

  ア.積極的に医学が進んできている。

 7) 治療医学と予防医学が進み、身心に障害をおこ

  したものを、現在の中で、教育的にも医学でも、

  両面から治していくことがたいせつな態度である。

 8) 治療はできなくとも、医学的な知識をもつこと

  はたいせつである。

 9) 盲、弱視、どちらを優先するかは問題でない。

(3)福島県特殊教育研究会、特殊学級部会

 1) 期日 昭和40年7月9日

 2) 会場 伊達郡保原町立保原小学校

 3) 講師 福島大学助教授 工藤正悟先生

 4) 内容 「特殊教育の諸問題」

 〇研究会運営に関することと、県全体としての教育

  のすすめかた、日常の教育活動における悩みその

  他今後の特殊教育を推進していくための建設的な

  意見の交かん。

 〇本年度第1回の研究会で各教諭の体験談、教育可

  能を信じて、作業教育、飼育栽培などについての

  苦心、生活中心の指導方法の研究討論がなされた。

(4)東北盲、ろう学校長研究会

 1) 期日 昭和40年10月12日

 2) 会場 福島県立平盲・ろう学校

 3) 講師 県教委学務課高等学校管理係長

 4) 内容

  ア.盲、ろう学校幼稚部設置の重要さ

   ・学習態度、学習についての関心度

   ・入校についての地教委との関係

  イ.ろう教育未経験者に対する現職教育について

  ウ.全国珠算競技会の開催について

(5)福島県特殊教育研究大会会津若松大会

 1) 期日 昭和41年11月12、13日

 2) 会場 福島県立会津盲学校、ろう学校、


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