教育年報1965年(S40)-117/213page

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   第12節 教育研究団体

 昭和40年度教育研究団体教育研究費補助金について

1 趣      旨

 この補助金は、本県教育界の各自主的研究団体(10

団体25,321人)が

(1)教育本来の研究意欲を高揚し、研究実践にてい身

 するとともに、

(2)県教育委員会が策定した「学力向上のための当面

 の対策」に即応するための財政面からの教育政策で

 ある。

2 計      画

 自主的研究団体を育成するため、当面の目標を次の

ように設定した。
年度 目標 実施概要
昭和38年度 団体の整理・統合 昭和37年度において、県国語教
育研究会外34団体あったのを、
予算の効率化を図るため17団体に
整理・統合した。
昭和39年度 団体の整理・統合
・組織の確立
昭和38年度において県国語教育
研究会外17団体あったものを、さ
らに10団体に整理・統合するとと
もに、組織・機構の整備を図り、
各団体の基本を確立した。(参考
資料工を参照)
昭和40年度 研究財政の確立 昭和39年度をもって、研究団体
の研究組織が確立したので、これ
が健全育成を図るため、財政の確
立を図りたい。

3 各教育研究団体の反省と事業計画

 1 福島県小学校教育研究会 本部会

      事務所所在地 福島県小中学校長会事務局

                T E L(福島局3-0647)

(1)昭和39年度の会運営研究に対する反省点

 1) 従来の組織機構を改革し新発足したため,県下全

  体の統制を見るまでに相当困難した。

 2) 補助金交付の手続きが複雑であった。

 3) 各研究部の活動は相当活発であり成果をあげ得

  た。

(2)昭和40年度の会運営,研究に対する方針

 1) 研究態勢を活発にし,実践的研究を深めて,小学

  校教育の発展に資する。

 2) 研究目標を確立し,各部研究を推進し現職教育の

  充実をはかる。

 3) 研究成果を生かし,県下教育の推進力となり学力

  の向上を期する。

(3)昭和40年度の事業計画案
  開催予定月日 開催予定地名 参加人員 研究主題
1.
研究大会
5.20 郡山市 500 本年度研究目標の決定と研究計画の樹立
11.17 福島市 1500 現代における科学教育の諸問題(講演)並研究大会
12.12 福島市 500 40年度研究成果の発表会
2.
研究調査
7.5 郡山市 360 研究項目の検討と研究内容資料の収集調査
9.6 郡山市 360 研究の中間発表と資料の整理検討

 (1)福島県小学校教育研究会 国語部会

       事務所所在地 相馬市立桜丘小学校

                 T E L(相馬局2347)

1 昭和40年度の会運営,研究に対する方針

 (1)県下4ブロックで,経費の多くかからぬ研究大会

  を持つ。

 (2)ただし,中央大会(二本松会場)には,県下の意

  見や研究を糾合する。

 (3)当部会編の「作文の友」の活用をすすめて,作文

  力を高める研究を推進する。

 (4)ことしの教育課程講習会の内容に合わせて,「こ

   とばに関する研究」をもりあげる。

2 昭和40年度の事業計画案
  開催予定月日 開催予定地 参加人員 研究主題
1研究大会
(1)
11.10 二本松南小 500 ことばに関する指導の問題点とその対策
2研究調査
(1)
10.16 白河一小 250 書写指導の具体案
(2) 10.28 若松謹教小 250 読解の指導過程
(3) 11.17 湯本三小 300 作文教育の実態

 (備考)研究調査の結果,作文指導の現時点における問

    題点を分析して,教師用の指導資料をまとめたい。

 (2)福島県小学校教育研究会 社会部会

      事務所所在地 大沼郡高田町立高田小学校

                T E L(会津高田局42)

1 昭和40年度の会運営研究に対する方針

 (1)研究会を開催し,社会科教育の充実と発展をはか

  る。

 (2)各学年に研究単元を設定して,研究主題を推進す

  る。

 (3)研究会が効果的に運営されるために,事前研究の

  充実化につとめる。

2 昭和40年度の事業計画案
  開催予定月日 開催予定地名 参加人員 研究主題
1研究大会       共通
社会科の学習指導において単元の目標や
学習のねらいとしてかかげ
(1)県北大会 未定 福島・三小 500


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