教育年報1965年(S40)-172/213page
ア.本年度における学校給食の諸問題
文部省体育局学校給食課長 吉田寿雄
イ.学校給食の食事内容向上と栄養指導
文部省体育局学校給食課文部事務官 茂木専枝
ウ.偏食と児童心理
お茶の水女子大学家政学部教授 平井信義
エ.おいしい調理の科学
佐伯栄養学校長 医学博士 佐伯芳子
オ.学校給食における食中毒、伝染病防止の具体策
福島県立医科大学教授医学博士 辻義人
2) 分科会主題
ア.第1分科会(給食管理関係者部会)
栄養管理上からみた給食の運営管理のあり方
について
イ.第2分科会(給食主任部会)
栄養管理上からみた給食主任の役割について
ウ.第3分科会(学校給食(学校栄養士部会)
学校給食の栄養管理と学校栄養士の役割につ
いて
エ.第4分科会(調理従事員部会)
学校調理の現状とその改善策について
オ.第5分科会(共同調理場関係者部会)
学校給食共同調理場における栄養管理とその
問題点について
(5)参 集 状 況
(東部会場)静岡、長野、新潟以北の18都道県関
係者 728名
3 へき地給食の促進
国が決定した「へき地学校給食特別対策要綱」 (昭
40.6.29)に基づき、本県においても現地実態調査
の実施、あるいはへき地関係者地教委担当者打合会な
どを行ない、さらには国庫補助とあわせて県費による
助成措置を講ずるなどした結果、9月以降におけるへ
き地給食の促進状況は次のとおりである。
S 41.3末現在
対象学校数 対策後実
実施校数対策後未
実施校数対策による
増加校数完全給食 補食給食 ミルク給食 対策前 対策後 増
△減対策前 対策後 増
△減対策前 対策後 増
△減小学校 27 27 0 7 1 9 8 0 10 10 19 6 13 中学校 6 6 0 2 0 1 1 0 2 2 4 4 0 なお、これが促進のため、県費にて次のとおり補助
をした。
天栄村外12か町村。施設関係補助5校 129,563円
〇施設関係補助5校 129,563円
〇設備関係補助11校 127,697円
〇準要保護児童生徒給食費関係補助18校92,519円
〇ミルク給食関係(準要保護児童生徒該当者を
除く一般児童生徒分のミルク代) 21校 28,184円
計 377,963円
4 第8回福島県学校給食振興大会の開催
標記大会を下記のとおり開催し、本県の学校給食の
普及充実に多大な成果をおさめた。
(1)主催 福島県教育委員会・財団法人福島県学校給食会
・須賀川市教育委員会
(2)期日 昭和40年11月4日(木)
(3)会場 須賀川市立須賀川第三小学校
(4)講演 「学校給食におけるミルクの重要性(乳の
哲学)」 食糧産業研究所 農学博士 川島四郎
(5)研究発表
1) 「わが校における(へき地校)学校給食の実情
と問題点について」
相馬郡飯館村立小宮小学校教諭 大友イミ子
2) 「学校給食共同調理場の運営管理について」
平市立平学校給食センター所長 佐藤正
(6)全体協議
1) 議案第1号
学校給食の振興充実を期するため、次の施策を
要望するの件
ア.学校給食の施設設備に対する国庫補助の基準
を引上げるとともにその増額をはかること。
(既設の老朽給食室に対しても国庫補助の対象
とすること。)
イ.学校給食の設備備品に対する免税措置を講ず
ること。
ウ.学校給食費の半額を補助する制度を確立し早
急に実施すること。(以上県給食会田村支部提出)
(提案説明者)
田村郡三春町立鷹巣小学校長 加藤文富
2) 議案第2号
学校給食の改善充実、振展を期するため、栄養
士ならびに調理従事員の設置、増員と身分の安定
待遇の改善について要望する件
(以上県給食会双葉支部提出)
(提案説明者)
双葉郡富岡町立富岡第二小学校長 新妻繁雄
3) 議案第3号
へき地校における完全給食促進のための大幅な
補助を要望する件(以上県給食会北会津支部提出)
(提案説明者)
会津若松市立謹教小学校教諭 高橋シン
(7)パネル式討論
主題 「中学校における学校給食を育成するにはど
うしたらよいか」
(司会者)須賀川市立須賀川第三中学校長
伊東勲
(演 者)郡山市立行健小学校長 堀内鉄雄
白河市立五箇中学校長 室井民男
須賀川市立仁井田中学校長 渡辺清
須賀川市立須賀川第二中学校
PTA 佐藤静江
(8)参集状況 約500名