教育年報1965年(S40)-182/213page
し活躍したこととあいまって、県民がスポーツに対し
強い関心を示し、次の事業を施行したが、充分の成果
を収め所期の目的を達成し得たものと思う。
1 第18回福島県総合体育大会
第18回福島県総合体育大会漕艇競技は8月14・15の
両日県営荻野漕艇場・水泳競技は8月29日福島市民プール
でそれぞれ開催した。又秋季大会は8月20日より
23日まで原町市を中心に12市町村36会場において約
6,800名の参加のもと開催したが、好天に恵まれたこ
とと関係者のご協力によって事故なく多くの成果を収
め終了した。
特に数年来選手強化のための努力が実を結び記録的
に大いに向上して下記各種新記録が出たことは、本県
スポーツの向上を如実に物語るものである。
(1)陸上競技 県新記録 1
大会新記録 30
大会タイ記録 10
県高校新記録 7
県高校タイ記録 4
(2)重量挙競技 日本新記録 4
県新記録 1
大会新記録 22
大会タイ記録 7
(3)射撃競技 県新記録 1
(4)自転車競技 県新記録 1
県高校新記録 1
2 第18回福島県総合体育大会冬季大会
スケート競技会
昭和41年1月13・14の両日県営土湯スケート場にお
いて一般8名、高校4校28名の参加を得て開催したが、
スケート場開設以来の良質の氷と天候に恵まれ、県新
記録3、大会新記録4を収めて無事終了した。
最近県下数ケ所にインドアスケート場が開設されたの
で年々競技人口が増加するものと思われ、今後の発展
が期待される。
高等学校対抗成績 1位 日本大学東北工業高校43点
2位 白河高校 39点
3位 福島商業高校 16点
3 第18回福島県総合体育大会冬季大会
スキー競技会
昭和41年1月21日より24日まで、国設猪苗代スキー場
において、一般28チーム、高校27校、中学校10校実
人員505名が参加して天候と雪量に恵まれ、陸上自衛隊
はじめ関係者のご協力によって好記録を収めて終了
できたが、最終日約1米50糎の豪雪に見舞われ、滑降
競技コース整備に懸命の努力を払ったが、コース整備
不充分では、生命に危険を伴う競技であるので、滑降
競技だけ中止して大会を終了した。
今大会の特色は、ジュニアーの部の選手が、高校生や
一般の選手と対等の記録を出して注目を集めたことで、
本県スキー競技界の将来に大きな希望をもつことがで
きた。学校対抗の成績は次のとおり。
男子 1位 猪苗代高校 132点
2位 若松商業校 83点
3位 会津高校 46点
4位 会津工業高校 42点
5位 喜多方高校 21校
6位 福島第一高校 17点
女子 1位 猪苗代高校 85点
2位 若松女子高校 35点
3位 若松商業高校 23点
4位 喜多方女子高校 17点
5位 会津女子高校 12点
6位 福島女子高校 5点
4 第20回国民体育大会秋季大会
期日 10月24日〜29日
場所 岐阜県
派遣人員 240名
東京オリンピック大会後初めて開催される国民体育
大会であって、世間の注目を受けていたが、施設、運
営共に見事で競技内容も充実したものであった。
本県選手はそれぞれ善戦健斗し近年にない良い成績を
あげ、200万県民の期待に応えてくれた。
天皇杯・皇后杯成績次のとおりである。
天皇杯 16位 19.5点
内訳 1位 重量挙 8.5点
2位 馬術 7
5位 自転車 4
皇后杯 37位 1.25点
内訳 7位 漕艇 1点
8位 庭球 0.25
主なる競技の成績次のとおりである。
漕艇競技 ナックルフォア 4位 耶麻高校
陸上競技 高校男子5,000米 2位 田中安徳
一般男子3,000米SC 5位 伊藤勝悦
サッカー 高校男子 1回戦 愛媛 4-0 安積高
庭 球 高校男子 1回戦 愛知 3-0 福島
高校女子 1回戦 愛媛 1-2 福島
準々決勝 東京 3-0 福島
バスケットボール
高校女子 1回戦 埼玉 44-13 会女
柔 道 一般男子 2回戦 岡山 2-1 福島
バドミントン
一般男子 2回戦 奈良 2-1 福島
自転車競技一般男子 1,000米タイムトヤイアル
1位 班目秀雄
10,000米ポイントレース 4位 福原広次
スクラッチレース 3位 柴田勝寿
道路競走 7位 福原広次
高校男子 1,000米タイムトライアル
2位 班目隆雄
4,000米団体追抜 6位 福島