教育年報1965年(S40)-212/213page
5.各種講座受講配当数(小・中学校)
出張所名 小学校
へき地指導者講座小学校
教材製作修理講座中学校
教材製作修理講座中学校
指導者養成講座信夫 2 4 4 10 伊達 1 4 4 5 安達 1 4 4 7 郡山 1 4 4 9 岩瀬 3 4 4 5 西白河 1 4 4 6 東白川 6 4 4 6 石川 3 4 4 6 田村 1 4 4 8 南会津 14 4 4 6 北会津 7 4 4 8 耶麻 18 4 4 8 両沼 17 4 4 7 石城 7 4 4 16 双葉 12 4 4 6 相馬 6 4 4 7 計 100 64 64 120 小学校
中学校
別計小学校164 中学校184 合計 348 第3節 調査・研究
1 事故事例調査
(1)日 的
理科学習指導に関連した事故は相当多いが、現在
までの調査では、その事例の多くは集められていな
い。事故防止対策を研究する第一段階では、なるべ
く多くの事故事例をあつめて事故の実態をはあくす
ることが必要である。このため全国理科教育センタ
ーでそれぞれ実態調査をおこない、これをまとめて
全国的規模で実態をはあくし、事故防止のあしがか
りとする。
調査結果の概要
本県における事故発生状況はつぎのようである。
学校種別 調査依頼校 報告校数 事故件数(人数) 事故なし 事故あり 小学校 577 518 57 80(80) 中学校 323 253 67 94(84) 高等学校 110 79 16 19(16) 小学校では、アルコールランプの取扱い、
野外観察における負傷などが多く、中学校で
はアルコールランプの取扱い、強酸・
強アルカリ薬品の取扱いによる薬傷、高等学校
では、硫酸の取扱いによる薬傷火傷が多い。
傷害程度はほとんど軽傷であるが延べ180
人中重症3名、中症24名いる。
これらの事故は35年〜40年の5年間のも
のであるが、事故防止のため事例を分析し
その対策を検討していく。なお全国の事例
をまとめた事例集は2月発刊されており、
41年度に共同研究として事例を分析して事
故防止対策をたて報告書として発刊する予
定である。
4.研 究
理科学習指導上の問題点について、つぎ
のような主題で研究をおこない、紀要を発
刊して指導の資料として活用されるようにした。
〇学力の実態よりみた小・中・高校の化学教材につい
て
〇小学校理科実験法(物理的内容)の一考察
〇継続観察「季節だより」の取扱いについて
〇青写真感光液の感光性について
〇地学の簡易実験について
〇塩酸―水酸化ナトリウムの中和反応の考察
〇機能的な配色と塗料の選択・塗装の方法について
〇光の波長測定法についての考察
〇高校生物実験に関する一考察