教育年報1966年(S41)-089/194page

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    5. 参加資格

     高等学校工業科担当教員 約40名

    C 商業科

    1. 目 的

     高等学校商業科の「計算実務・簿記会計・関係

    科目・文書事務・和文タイプライテング・統計事

    務・商業実践・事務機械・事務管理」指導におい

    て教材研究と実技についての指導力を高めること

    を目的とする。

    2. 会場校

     福島県立郡山商業高等学校

    3. 期 日

       8月2日(火) 13.00〜16.00

       8月3日(水)  9.00〜16.00

       8月4日(木)  9.00〜16.00

       8月5日(金)  9.00〜12.00

    4. 講習内容

     ・商業科目の学習指導法について

     ・カナタイプライタ操作実技

     ・計・加算・会計機操作実技

     ・上記事務機械指導方法の研究

     ・一般会計に基づく事務実践の演習

    5. 参加人員

     高等学校商業科担当教員・約50名ほか、普通科

     商業に関する科目担当教員若干名

    D 家庭科

    1. 目 的

      高等学校家庭科の「食物」指導において教材研

     究と実技について指導力を高めることを目的とす

     る。

    2. 会場校 福島県立福島農蚕高等学校

    3. 期 日

       7月26日(火) 12.00〜16.00

       7月27日(水)  9.00〜16.00

       7月28日(木)  9.00〜16.00

    4. 講習内容

     ・家庭科目の学習指導法について

     ・調理実験について(講議と実験)

     ・食品衛生について(管理と検査の実際)

     ・大量炊事の献立と実際(中央実技講習会から)

    5. 参加資格

      高等学校家庭科担当者 40名

 3 産業教育の実施について、産業界との

  協力促進に関すること。

(1) 高等学校と企業体との技能連携について

  昭和36年学校教育法45条の改正、昭和38年の文部省告示

 によって発足し、本県においても2つの高校と3企業体と

 の連携措置がとられているが、その概要は次のとおりであ

 る。

 1) 技能連携の現況と効果的運営

  ア 福島工業高校と協三工業株式会社(鉄道車輌その他

   の車輌、機械)

   〇認可 昭和38年4月4日(訓練所開始昭和24年4月

       1日)

   〇認定科目 5科目(機械実習、機械製図、機械工作、

    原動機、電気一般)

   〇学級編成 連携対象生徒20名を1学級として編成し

    ている。

   〇現在生徒数(昭和42.4.1現在)
現在数 入社時 退学者 備考
1年11名 11名 退学者は会社退職による。
2年14名 17名 3名
3年22名 25名 3名
4年 8名 17名 9名

   〇教職員について

    (ア)学校関係 教諭、主事以下23名、実習助手2名

    (イ)企業体関係 職員、所長以下14名、実習指導員

           17名

   〇指導方法

    (ア)授業 週当り1年生5日、2年生4日、3年生

         は5日、4年生は3日登校をして授業を

         受ける。

    (イ)内容 文部省が認定している科目以外は、学校

         の教育課程に従って全部夜間学校で行っ

         ている。特別教育活動、学校行事等につ

         いては、学校でそれぞれ学年ごとに定め

         た指導計画によって実施している。生活

         指導は連携専任教諭があたっている。

         (専任教諭1名が常駐している)。

   〇運営方法

    (ア)入社試験 入学試験合格者をもって訓練生とし

      ている。 (機械科)

    (イ)その他

     a. 就学時間は就労となし、給与を支給する。

     b. 学費のすべてを会社が負担している。

     c. 卒業後5年間は会社勤務を義務づける。

   〇連携による効果

     a. 生徒の健康管理がよく行なわれる。

     b. 優れた設備の活用がはかられる。

     c. 昼間に授業が実施されるので、教育の効果が

      大きい。

     d. 同一年令、同一職場、小人数編成であるので

      指導の徹底を期することができる。

     e. 事業所への定着率がよく、大学進学の道も講

      じている。

     f. 学習内容が豊富となり、企業の運営を円滑に

      している。

  イ 平工業高校と常磐炭鉱株式会社(常磐炭鉱中堅鉱員

   習技所)

   〇認可 昭和40年7月3日(習技所開設・昭和26年7

       月9日)

   〇認定科目 6科目(機械実習、採鉱、鉱山機械、鉱

    山保安、原動機、電気一般)

   〇学級編成

    機械科募集定員80名、うち連携生徒27名合格入学、


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