教育年報1966年(S41)-126/194page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

(8) 効    果

  社会教育担当者の現職教育として、合宿による長期研修

 の機会をもち、講義・研究討議等をとおして熱心な研究が

 行なわれた。

  これによって、受講者の資質の向上と指導力の強化がは

 かられ、地方における社会教育の振興上大きな効果をあげ

 得たと思われる。

 3 社会教育委員研究協議会

(1) 目    的

  社会教育委員の性格、任務および活動上の諸問題につい

  研究協議を行ない、もって本県社会教育の振興に資する。

(2) 期日・会場・参加者数

  41.7.13〜14 県積慶寮 40名

(3) 講    師

  国立磐梯青年の家事業課長   松沢美作

  福島県教育庁社会教育課長   丹野清栄

(4) 参加対象者

  市町村社会教育委員

(5) 内    容

 1) 研究主題 社会教育委員の性格、任務および活動上の

  諸問題

 2) 研究方法

  ア. 講義 社会教育の振興と社会教育委員の役割

  イ. 分不桧協議会

   〇社会の変ぼうに即応する地域社会教育計画はどうあ

    るべきか。

   〇成人教育の振興充実方策について

   〇成人教育の振興充実方策について

(6) 効    果

  社会教育委員が社会教育の現状を具体的に検討し、社会

 教育委員の任務として、諮問的内容と指導内容について認

 識をさらに深め、市町村社会教育計画についても、じゅう

 ぶん理解を強くしたので、今後の社会教育振興充実に、そ

 の活動が大いに期待される。

 4 社会教育研究協議会

(1) 目    的

  社会教育関係者と社会教育に関連する行政機関、団体関

 係者の参加を得て、相互の理解を深めるとともに、社会教

 育について、総合的な研究協議を行ない、もって社会教育

 の振興および地域の発展に寄与することを目的とする。

(2) 期日・会場・参加者数
期日 会場 参加者数
41年9月8日〜9日 下郷町公民館 140名
9月13日〜14日 鏡石町公民館 200名
9月20日〜21日 飯館村公民館 90名
10月27日〜28日 東和町公民館 130名

(3) 講   師
福島大学教育学部長 平井博
同教授 堀口知明
原町市立原町公民館長 宝玉義信
古殿町公民館長 渡辺幹男
下郷町公民館長 弓田四郎
東和町教育委員会教育次長 高野与四郎
福島県教育庁社会教育課長 丹野清栄

(4) 参加対象

  市町村長、市町村議会議長、市町村教育委員会教育長、

 社会教育委員ならびに関係職員

  明るく正しい選挙、貯蓄推進、青少年問題、新生活運動、

 福祉関係ならびに商工会議所、商工会、農業協同組合、社

 会教育関係団体の関係者

(5) 内    容

 1) 研究協議の主題

   社会教育とこれに関連ある行政機関団体が行なう教育

  活動をどのように編成し推進したらよいか。

  ア. 家庭教育の振興、青少年健全育成のための教育活動

   をどのように編成し推進したらよいか。

  イ. 明るく正しい選挙のための教育活動をどのように編

   成し推進したらよいか。

  ウ. 家庭生活の合理化のための教育活動をどのように編

   成し推進したらよいか。

 2) 講    義

  ア. 地域課題解決のための教育活動の推進について。

  イ. わが市(町)の社会教育の推進について。

 3) 効    果

   社会教育関係者と社会教育に関連する行政機関、団体

  関係者が一堂に会し、それぞれが行なう教育活動をいっ

  そう効果的にすすめるために、相互理解と協力体制の必

  要が認識され、各課題ごとにこれが具体的方策について

  研究協議を行なったことは、今後の社会教育進展のうえ

  に大きな示唆を与えた。

 5 総合社会教育研究指定市町村

(1) 目     的

  社会教育と社会教育に関連する他の行政機関、団体の相

 互理解を深め、緊密な連係のもとにそれぞれが行なう教育

 活動を総合的・計画的に進めるための具体的方策について

 調査研究を行ない、これが実践をとおして、市町村社会教

 育の振興と地域社会め進展に寄与する。

(2) 研究指定市町村
管内 指定市町村 管内 指定市町村
信夫 吾妻町 両沼 柳津町
伊達 霊山町 西白河 表郷村
安達 本宮町 東白川 棚倉町
郡山 郡山市 石川 古殿町
岩瀬 鏡石町 田村 大越町
南会津 下郷町 石城 いわき市
北会津 会津若松市 双葉 浪江町
耶麻 塩川町 相馬 飯館村

(3) 効    果

  指定市町村の地域課題に応じ、それぞれに調査研究を行

 ない、昭和40年度の実績をもとにして、今年度は主として

 実践的研究を行ない、地域の熱意と協力によりその研究の

 実績をあげた。

 6 みどり号の巡回


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。