〇いわき市立内郷第一中学校	教諭	青戸孝祐
〇白河高等学校	教諭	河野勇
〇田島町立荒海中学校	教諭	湯田昭三郎

(4) 参　　加　　者　小・中・高等学校合計　53名

(5) 概　　　　　況

　　格技の指導については、施設・設備等の問題もあり、実

　施が困難であるという学校も少なくない。しかし、まず指

　導力をたかめ、指導法の研究を重ねることが先決問題であ

　るとおもう。すぐれた講師の先生がたのご協力にもかか

　わらず参加者が少なかったことは残念であった。今後さら

　に充実した講習会にしていきたい。

　9　昭和41年度福島県スキ　実技講習会

　学校体育におけるスキー教材の実技研修をなし、スキー技

術および指導力を高め、指導者の資質の向上をはかるため開

催した。

(1) 期　　　　　日　昭和42年1月16、17、18日

(2) 会　　　　　場　耶麻郡猪苗代町　沼尻スキー場

(3) 対　　　　　象　小・中学校および高等学校教員

(4) 講　　　　　師

〇福島大学助教授
全日本スキー連盟公認指導員		鈴木勝衛
〇全日本スキー連盟公認指導員		阿部庄司
〇全日本スキー連盟公認指導員		斉藤一
〇県教育庁保健体育課体育係長		松山六郎
〇県教育庁保健体育課指導主事		渡部誠一
〇北会津教育事務所指導主事		小沼隆

(5) 参　　加　　者　67名

(6) 概　　　　　況

　　能力別に4班編成とし、スキー技術の向上を第一のね

　らいとし、3日間能率的に研修がなされた。科学的な理論

　に基づく夜間の講義や映写も受講者の技術向上に大いに参

　考になったとおもう。

　　なお、講習会終了後県スキー連盟によるバッジテテスト

　が実施され、1級2名、2級16名、3級8名、4級3名の

　合格者があったことを付記する。

　10　本県児童・生徒の体力の現況

　本年度の本県児童・生徒の体力については、「教育月報10

月号」に掲載したとおりである。すなわち、表にてもわかる

ように、全国平均と比較すると、持久走をのぞけば、大部分

が下回っている。これらの問題は、今後の学校体育のあり方

について問題を投げかけているといってよい。

　〔表〕全国・県平均の比較(運動能力テスト)

性別

男　　　　　　　　子

女　　　　　　　　子

年令

種別

10

11

12

13

14

15

16

17

10

11

12

13

14

15

16

17

50m走

△

△

×

×

×

△

×

△

△

△

×

×

×

×

×

×

走り幅とび

×

×

×

×

×

×

○

×

×

×

○

×

×

×

×

×

ボール投

△

×

△

×

×

×

×

○

○

○

×

×

×

○

△

△

腕屈伸

△

×

×

×

×

△

×

△

×

×

×

×

×

×

×

×

持久走

○

△

○

○

○

×

○

○

○

○

○

○

〇……全国平均より上回っている。　　　〇=16

△……　　〃　　〃　同じぐらい　　　　　 △=14

×……　　〃　　〃　下回っている　　　　×=46

　教科体育の充実はもちろんのこと、教科外の体育にも目を

をむけ、児童・生徒のための望ましい学習指導はいかにある

べきかについて真剣に研究実践されなければならない。

　そのためには、従来のように誤った技能づくりに終始した

り、安易な方法にたよってマンネリ化した授業であったり、

児童・生徒を無視したような指導であったりしてはいけない。

児童・生徒の実態を適確にはあくし、からだづくり、人間づ

くりに適進されることを切望する。なお、昭和41年度児童・

生徒の体力については、「本県児童・生徒の体力の現況」に

編さんし、4月に発刊予定である。

　11　昭和41年度全国保健体育優良校について

　41年11月岐阜市において開催された、第5回全国学校体育

研究大会開会式上、本県から推薦されていた、郡山市立芳賀

小学校と会津若松市立第四中学校が昭和41年度全国保健体育

優良校として表彰された。

　芳賀小学校は、昭和37・38年度県学校体育研究校として指

定をうけて以来5ヵ年にわたる継続研究が認められたもので、

その間の努力研究にはみるべきものが多い。また、会津若松

市立第四中学校は、昭和39・40年度に県学校体育研究校とし

て指定をうけてから、3ヵ年の継続研究が実を結んだもので、

特に「球技の系統的段階指導」のために作成された「ステッ

プ構造表」は高く評価されている。

　　　第6節　社　会　体　育

　1　スポーツ振興審議会

　スポーツ振興法の施行に伴い、スポーツ振興審議会の委

員の定数、任期等に関する条例にもとづき、20名を委員に任

命し、年度内に3回の審議会を開催した。

　概況は次のとおりである。

(1) スポーツ振興審議会委員名(順不同◎会長〇副会長)

氏名	役職名	住所
小畑信秀	福島県中学校体育連盟会長	郡山市
新谷茂	福島県高等学校体育連盟会長	郡山市
阿部信	福島県体育指導委員連絡協議会長	福島市
鈴木一平	いわき市体育指導委員	いわき市
佐藤三男	太陽商事株式会社総務次長	福島市
平子忠	福島県体育協会県北支部理事長	福島市
内島良明	同県南支部長	郡山市
高島一正	同会津支部理事長	会津若松市
鈴木喜政	同いわき支部長	いわき市
林正	同相双支部理事長	原町市
紺頼章	福島県連合青年会長	福島市
鈴木政夫	福島県青年団連絡協議会長	会津若松市
山田貢	福島市長会(原町市長)	原町市
三本杉国雄	福島県都市教育長会長	福島市
佐藤了寿	福島県町村会長	保原町
高久田大一郎	福島県公民館連絡協議会副会長	須賀川市
◎大竹謙蔵	福島県議会厚生文教委員長	石川町
佐藤善信	福島民報社編集局次長	福島市
斉藤英記	福島民友新聞社編集局次長	福島市
○鈴木源六	福島県学校体育研究連合会長	福島市

(2) スポーツ振興審議会開催

　1)　第　1　回

　　期日　昭和41年7月22日

　　会場　福島県自治会館会議室

　　内容

　　　委員紹介