教育年報1966年(S41)-165/194page

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    サイクリングの実際を通して、研修する。

 11 青少年スポーツ活動スキー指導者講習会

 期日 昭和41年2月2日〜4日 3日間

 会場 二本松市岳スキー場

 講師 全日本スキー連盟公認指導員   本多茂男

     同     上              佐藤秀雄

     県教育庁保健体育課体育係長   松山六郎

     同            指導主事  石井源次

 参加者 小・中・高教員、体育指導委員等  29名

 内容 スキー教材の実技および指導法

    冬季スポーツ活動指導上の諸問題研究協議

 12 ユース・ホステル普及講習会

 期日 昭和42年2月17日〜18日 2日間

 会場 いわき市平 ユースホステルときわ

 講師 福島県ユースホステル協会副会長 碓井橘造

    福島県教育庁保健体育課指導主事 石井源次

 参加者 体育指導委員、小・中・高教員等   23名

 内容 ユースホステル運動の現状と将来について

    ユースホステル活動指導計画と普及について

 13 体育の日の行事開催

 期日 昭和41年10月10日

 場所 県内51市町村

 参加人員 約6万人

 内容 市町村民体育大会、各種スポーツ大会、ラジオ体操

   の会、フォークダンスの会、スポーツテスト会、長距

   離徒歩訓練等、多彩な行事を実施した。

 14 青少年スポーツ活動リーダ 講習会

 期日 7月〜12月 4日間

 会場 福島、郡山、会津若松、いわき、相馬の5地区

 対象 中・高校生スポーツリーダー、少年団体リーダー

 種目と参加人員

  福  島  陸上、器械運動、球技、格技     155

  郡  山  水泳、救急法、登山、スポーツ映画   78

  会津若松  陸上、バレーボール、バスケットボール177

  いわき   サッカー、バスケットボール     149

  相  馬  バスケットボール、剣道、サッカー  160

     計                   719

 5地区とも盛会に開催され、リーダーの資質の向上に効果

があった。特に郡山地区の青年の家を会場にして野外活動の

講習会が新しい試みとして注目をあびた。

 15 体育時報の発行

 社会体育の振興を願い、年2回体育時報を発行した。

 体育指導員1,035名、市町村教委、体育協会、高等学校に

配布した。

   34号  12月発行    2,000部

   35号   3月発行    2,000部

   第7節 スポーツの振興

 本県スポーツ振興のため、本年は前年にひき続きスポーツ

人口の拡大と選手の強化につとめた。その結果、第19回福島

県総合体育大会の参加者は8,200名を越し、その他実業団ス

ポーツ大会、教職員スポーツ大会、青年文化交歓祭等の各種

大会を含めると、県内で開催された大会に13,200名以上の選

手が参加しスポーツ人口は著るしく増加した。一方、第21回

国民体育大会の本県成績は、男女総合26位とやや不振であっ

たが、自転車、軟式野球、スキー等総合入賞にいま一歩の種

目が多く明年の躍進が期待される。又、昭和41年12月9日よ

り20日まで、バンコックにおいて開催された第5回アジア大

会に本県より6名の選手が日本代表として出場し、重量挙ミ

ドル級に出場の大内仁選手(小名浜水産高卒)は、トータル

455.0kgを挙げた。これはアジア大会における唯一の世界新

記録であり、ボクシング・ミドル級出場の佐藤誠一選手

(小高中学校卒)もボクシング競技における唯一の金メタル

を獲得し、さらに、出場者全員が入賞をなしとげて日本のた

め万丈の気を吐いた。このように、県民がスポーツに対し強

い関心を示し、次の事業を施行したが、十分なる成果を収め

所期の目的を達成したものと思われる。

 1 第19回福島県総合体育大会

(1) 夏季大会

 1) 漕艇競技は昭和41年8月13、14の両日、県営荻野漕艇

  場において21クルー、114名が参加して行なわれ、会津高校フィックス

  は3分44秒2の好記録をマークした。

 2) 水泳競技は、9月4日福島市民プールにおいて247名

  の選手の参加のもとに行なわれ、女子100米自由形に今

  村澄子(福島西女高)が1分21秒2の県記録を樹立した

  のをはじめ、県新記録14、県高校新記録20、大会新記録

  24の好成績を収めた。

(2) 秋季大会

  昭和41年8月19日より22日までの4日間、福島市を中心

 に4市3町村において、7,000余名の選手が参加して行な

 われた。高校重量挙ミドル級スナッチ競技において後藤長

 一選手(内郷高)は112.5kgの日本高校新記録を樹立し、

 陸上競技男子100米において永山謙一選手(順天堂大学)

 は、10秒8の記録をマークし、30余年ぶりに県記録を更新す

 る等、本大会における陸上競技、重量挙競技、射撃競技に

 おいて、全国高校新記録2、県新記録12、県タイ記録2、

 県高校新記録8、大会新記録43、大会タイ記録7を生み、

 他の種目においても技術の向上が目立った。

(3) 冬季大会

 1) スケート競技会は昭和42年1月12、13の両日、県営土湯

  スケート場において、一般11団体、高校5校より69名の

  選手が参加して行なわれた。県内5市に屋内リンクが設

  けられたため参加者が増加した。特に阿部力選手(日本

  体育大学)は、一般男子10,000米において19分22秒8の

  県新記録を樹立した。

 2) スキー競技会は1月25より28日まで、国設猪苗代スキ

  ー場において、一般33団体、高校28校より334名の選手が


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