教育年報1967年(S42)-130/194page
エ. 話しあいのすすめ方
4) 分科会 1会場4部会
協議題 実践活動のすすめ方
5) 全体会 分科会報告 全体討議
6) レクリエーション 歌と室内ゲーム
以上の内容によって研究部会・全体会を実施した。
(4) 効 果
本年度は各種団体のリーダーを対象として開催されてか
ら5年目にあたる。県下4会場において開催したが、各会
場とも参加希望者が多く盛会であった。
各種団体の相互理解のうえにたって団体活動が協力のも
とに展開され、地域社会発展の上に役にたっていると思わ
れる。特に今年度実施した講義は事後の運営・活動に役に
たつと好評であった。
5 婦人の国内研修
(1) 目 的
県内の婦人団体、および婦人教育関係者を北海道に派遣
し、都市およびその周辺地域における婦人に関する教育・
文化・産業・生活・団体活動について実施視察・研究調査
を行なうとともに、その地域の婦人との交歓を行なうこと
により、社会的視野をひろめ、郷土社会の振興に役だつ知
識・技能を修得し、もって婦人の資質の向上ならびに明る
い社会の建設に寄与する。
(2) 期 日、派遣地
昭和42年8月21日から27日まで (6泊7日) 北海道
(3) 参 加 者
10名 (うち引卒者1名)
(4) 視察調査地ならびに研修内容
調査地 内容 函館市 ・ 函館市婦人学級生との交歓
(都市における婦人の学習)
・ 函館市内社会教育施設見学伊達町 ・ 伊達町婦人団体連絡協議会との交歓
(都市近郊農村の婦人団体活動)室蘭市 ・ 伊達町社会教育施設見学(開拓記念館)
・ 室蘭市婦人学級生との交歓
(都市における婦人の学習活動)
・ 日本製綱所室蘭製作所見学恵庭町 ・ 恵庭町婦人学級生との交歓
(都市近郊市街地の婦人活動)
・ 札幌市婦人学級生との交歓
(都市における婦人の学習)札幌市 ・ 札幌市婦人学級生との交歓
(都市における婦人の学習)
・ 北海道婦人団体連絡協議会幹部との交歓
(北海道の婦人団体活動)
・ 札幌市内見学
(5) 効 果
北海道の社会教育行政者および婦人教育関係者との交歓、
共同研究により、研修参加者のもつ研究テーマの究明に得
るところが多かった。
都市における婦人会活動・婦人会館活動については、特
に得るところが多かった。研修終了後参加者はいろいろの
機会に発表、実践活動に生かし、地域の婦人教育におよぼ
している効果はきわめて大きい。
6 婦人学級生大会
(1) 趣 旨
県下各方部の婦人学級代表が一堂に会し、婦人学級の運
営・学習活動・学習内容等の状況について、発表・交歓を
行ない、当面する諸問題について研究協議し、学習効果の
向上をはかり、婦人教育の振興に資する。
(2) 期 日
12月12日(火)〜13日(水) 1泊2日
(3) 会 場
国立磐梯青年の家 (猪苗代町五輪原。)
(4) 参加者数
婦人学級生・引卒者 370名
(5) 内 容
1) 研究協議題
ア. 研究主題
婦人学級の学習内容を深め学習効果を高めるには、
どうすればよいか。
イ. 研究部会
第1部会 A 学級運営を中心として
B 〃
C 〃
第2部会 A 学習内容を中心として
B 〃
C 〃
D 〃
第3部会 A 学習方法を中心として
B 〃
C 〃
2) 研究協議の方法
ア. 講演 「婦人の学習について」
イ. 体験発表 文部省委嘱婦人学級・県実験婦人学級よ
り8名。
ウ. 研究部会構成 3部会 10室
エ. 他県婦人学級視察報告 1名
オ. ヨーロッパ視察報告 1名
カ. レクリエーション。 歌唱、キャンドルサービス
キ. 研究部会の報告
ク. ま と め
(6) 効 果
従来県下3方部にわけて実施されていた学級生大会を本
年度は1会場で開催実施した。各方部に、それぞれの特色
があったが全県同一会場に集まることにより、参加者の話
し合いが活発になり効果的であった。
参加者は過去において、この大会に参加したことのない
者を対象としたので、意欲的な態度がみられ効果的であっ
たと思われる。