教育年報1967年(S42)-129/194page
各種学級(学校)講座の普及と学習内容の充実は、青年
成人教育上きわめて重要である。したがって適正な企画と
運営、ならびに具体的な指導内容についての研究討議を行
ない、もって成人・青年教育の振興を図る。
(2) 主 催
福島県教育委員会
(3) 期日・会場・参加者数
〇 昭和42年5月16日〜18日 2泊3日
〇 国立磐梯青年の家
〇 64名
(4) 参加対象者
〇 市町村教育委員会社会教育担当者
〇 文部省委嘱婦人学級事務担当者・青年学級事務担当者
〇 公民館、各種学級(学校)講座担当者
〇 企業商工会青少年教育担当者
〇 各種学級(学校)講師、同補佐
(5) 講師および助言者
1) 講 師
文部省主任社会教育官 藤原英夫
県教育庁社会教育課長 佐藤正義
2) 助 言 者
県教育庁社会教育課員
教育事務所社会教育主事
(6) 研 究 内 容
1) 講 義
〇 社会教育における対象と学習領域
〇 教 育 原 理
2) 分 科 会
ア. 青年学級部会
〇 青年学級における生活指導をどのようにしたらよい
か。
イ. 婦人学級部会
〇 婦人学級の企画・運営をどのようにしたらよいか。
ウ. 成人学級(学校)部会
〇 成人学級(学校)、高令者学級の企画・運営をどの
ようにしたらよいか。
3) 全 体 会
〇 各分科会の報告と討議
(7) 効 果
青年・婦人・成人の共通課題についての講義による基礎
的理解と、分科会、全体会における企画・運営・学習内容
等についての具体的事例研究により、総合的に学習できた
ことは効果的であった。参加者に初任者が多く、各分科会
とも助言者によるオリエンテーションの時間をじゅうぶん
にとり、それをもとに研修をすすめ、学級・講座の性格が
明確にされ今後の振興が期待された。
3 PTA研究集会
(1) 目 的
PTAの組織、運営、活動上の諸問題について研究協議
し、PTAの地域活動の助長をはかる。
(2) 主 催
福島県教育委員会
福島県PTA連絡協議会
(3) 期日・会場・参加者数
〇 昭和42年11月9日〜10日 (1泊2日)
〇 郡山市熱海文化体育館
〇 220名
(4) 参加対象者
〇 小中学校PTA幹部指導者 (各教育事務所 10名以上)
(5) 講師および助言者
1) 講 師
福島県PTA連絡協議会長 瀬戸孝一
福島県教育委員会教育次長 大塚喬清
福島県教育庁社会教育課長 佐藤正義
2) 助 言 者
県教育庁社会教育課員
県教育事務所社会教育主事
(6) 研 究 内 容
1) 講 義
PTAの本質的な活動をすすめるためにどのようにし
たらよいか。
〇 学習活動をさかんにするために 瀬戸講師
〇 社会教育とPTA 大塚講師
〇 PTAに期待する 佐藤講師
2) 協議事項
ア. PTAはどんな組織でどのように運営したらよいか
イ. 子どものためのよい生活環境をつくるためPTAは
どんな活動をしたらよいか。
ウ. 会員のための学習はどのようにすすめたらよいか。
(7) 効 果
PTAの本質的活動についての事例研究により具体的に
方策が検討され、幹部指導者としての資質と自覚を高め、
PTA地域活動の助長に貢献したものと思われる。
4 婦人団体指導者研修会
(1) 趣 旨
現在の社会の変ぼうの中で、婦人団体の役割を検討し、
団体の運営・活動と、その育成をはかるとともに、婦人教
育の振興に資する。
(2) 期日・会場・参加者数
方部 部 期日 会場 参加 者 県北方部 7月18・19日 飯坂町福島市立市民センター 120 県南方部 7月25・26日 三春町三春町立三春中学校 300 浜通り方部 7月27・28日 富岡町富岡町立第一小学校 170 会津方部 8月1・2日 下郷町下郷町立公民館 150
(3) 内容および方法
1) 研究主題
「婦人団体の運営・活動のあり方」
2) 講 演
「マス・コミと婦人生活」
3) 講 義
ア. 団体の組織と運営のあり方
イ. 集会のもち方と、プログラムのすすめ方
ウ. 団体事務のすすめ方