教育年報1967年(S42)-132/194page
1) 県実験婦人学級1万円あて8学級
2) 文部省委嘱婦人学級
46,000円あて 43学級
謝金 26,000円 庁費 20,000円
(4) 効 果
2ヵ年継続委嘱を原則としてきたが、本年度は継続16校、
新たに委嘱したところ27学級であった。
へき地学級6学級、若妻学級6学級、中老学級2学級が
特色ある学級である。
各学級とも地域の実情に応じ、学級生の要求と時代の要
請に応じた学級編成・学習内容を設定し、研究的に実施さ
れてきた。
その学習方法・運営等については、婦人学級生大会・そ
の他研修会等の機会に実践状況を発表し、他の地域の婦人
学級にもよい影響を与えた。
10 協力して行なった他の婦人関係事業
(1) 第19回婦人週間福島地方婦人会議
1) 目 的
本年度婦人週間事業として行ない、「婦人の能力を生
かすために」のテーマに基づいて、それぞれの能力を生
かして生きがいのある充実した生活をするため、家庭で、
職場で、社会で可能性を十分に発揮するためにどのよう
に能力を生かし、生活設計をしたらよいか検討し、婦人
の地位向上に役立てる。
2) 期日・会場・参加者
期日 会場 参加者数 4月8日 福島市公民館 100名
3) 内容および方法
ア. 主題 「婦人の能力を生かすために」
イ. 方法 パネルデスカッション・全国会議出席者紹
介・映画
ウ. 討議者並びに司会者
福島大学教育学部長 平井博
福島労働基準局監督課長 立岡文雄
日本経済新聞社福島支局長 内田英夫
パネル司会者 堀妙子
全体司会者 三瓶マス
(2) 県婦人大会
1) 趣 旨
私たちのくらしは益々はんさとなり、いろいろの面か
ら危険にさらされております。年々多くなる交通事故、
または家庭の健康管理についても私たちをおびやかす諸
問題は一日も、ゆるがせにできない現在です。
ここにおいて、その解決のための方針を定め、実践し
健康で明るい住みよい社会づくりをしていきたいと思い
ます。
2) 期日・会場・参加者数
期日 会場 参加者数 11月5日 いわき市平市民会館 1,800名
3) 内 容
ア. 実践発表
交通安全のための実践活動 いわき市 鵜沼富子
健康管理のための実践活動 郡山市 滝田奈美子
イ. 討議
(ア) 私たちのくらしをおびやかす問題について
(ア) 交通安全をめぐる問題を中心として
〇 歩行者の立場から
〇 運転者の立場から
〇 行政関係の立場から
(イ) 食品をめぐる問題を中心として
〇 消費者の立場から
〇 販売者の立場から
〇 行政関係の立場から
ウ. 動議採択
エ. 大会宣言
(3) くらしをよくする研究協議会
1) 趣 旨
刻こくと変転する社会情勢にともなっておこる問題点
を(特に消費生活に関連する)調査によって究明し、こ
れらの背景を考えながら、今後のよりよいくらしと明る
い地域づくりをしていきたいと思います。
2) 期日・場所・参加者数
期日 場所 参加者数 8月25日 会津坂下町 町民体育館 250名 8月26日 塩川町 塩川公民館 300名 8月27日 田島町 田島町立田島小学校 250名 8月27日 二本松市 二本松市立二本松北小学校 200名 8月29日 棚倉町 昭和館 350名 9月3日 浪江町 町民体育館 350名 9月4日 いわき市平 市民会館 300名 9月5日 いわき市常磐 常磐公民館 250名 9月6日 須賀川市 須賀川市体育館 500名 9月9日 福島市飯坂町 県婦人会館 400名
3) 内 容
ア. 研究主題 私たちのくらしの実態と、それにともな
っておこる諸問題について対策を研究する。
イ. 部会研究
(ア) 第1分科会 消費生活の現状
(ア) 物価上昇の問題
(イ) 消費者をまもり、生活を向上させるには
(ウ) 消費生活と婦人の労働過重
(エ) 消費生活と子どものしつけ
(イ) 第2分科会 くらしをよくする政治
(ア) くらしの中に根をおろしている問題点
(イ) 個人や団体・グループのできることは
(ウ) 現在の行政の問題点について
(エ) 地域社会との連けいをどうずればよいか。
ウ. 分科会の報告並びに質疑応答
エ. パネル討議
主題 今後の経済生活と婦人の立場
〇 生活の多様化と婦人
〇 生活意識の実態
〇 婦人に期待される役割
オ. ま と め