教育年報1967年(S42)-133/194page
(4) 県婦人団体連合会会長研究協議会
1) 趣 旨
現今の社会情勢は政治、経済、教育等いずれの立場か
らみても、私たちのくらしは非常に大事な時にあたって
おります。
ここにおいて県婦連会員の希望調査にもとづき、当面
する諸問題に関し、単婦活動の方針と実践活動のあり方
を協議学習し、会員ひとりひとりの能力を生かし得る会
活動と明るい社会づくりをしたいと思います。
2) 期日・場所・参加者数
期日 場所 参加者数 6月19・20日 国立磐梯青年の家 (猪苗代町) 400名
3) 内容と方法
ア. 研究主題 あすの会運営に役立つ問題のとらえ方と
進め方について
イ. 実践活動の発表
〇 よりよい消費生活のために
〇 交通対策の実施について
ウ. 分科会
第1分科会………よりよい消費生活のために
〇 消費生活のしくみ
〇 家庭生活の考え方
〇 かしこい消費者つくり
第2分科会………交通事故防止について
〇 交通事故をなくすために私たちのなすべき
事
〇 交通ルールのみ方と歩み方
〇 交通災害とその処置について
エ. 全体会 分科会の発表 全体討議
オ. 講演 「のぞましい消費生活」
経済企画庁消費者行政課長 岩田幸基
助言者
県青少年対策室長 婦人児童課長
明るく正しい選挙推進協議会 会長
県交通安全対策主幹 県交通第一課長
県社会教育課員 県調整課長
11 高等学校開放講座
(1) 趣 旨
高等学校の施設を地域の一般成人、青年に開放し、農業、
商業、工業、に関する専門的な知識技能を習得せしめると
ともに、学習活動をとおして新らしい郷土建設に参加する
素地を養う。
(2) 委嘱方針
1) 対 象
勤労青少年および一般成人
2) 講座内容
地域の産業についての課題と各学校の特性をいかし、
農業、商業、工業に関する知識技能その他の教養の習得
を目的とする内容であること。
(3) 時 間
30時間を目標とする。
(4) 委嘱高等学校
1) 文部省倭嘱高等学校
高等学校名 課程名 主なる科目 参加人数 開催期日 東自川農商高等学校 農業 基幹作物の生産技術
と産地形成265 1.8〜1.11
2) 県委嘱高等学校
高等学校名 課程名 主なる科目 参加人数 開催期日 相馬農業高等学校 農業 農業機械 30 7.31〜8.5 岩瀬農業高等学校 〃 施設園芸 50 12.25〜12.27
1.10〜1.12小野高等学校 〃 農業経営 38 12.23〜12.28 福島農蚕高等学校 〃 農業機械 54 2.16〜2.19 会津工業高等学校 工業 デザイン
(工芸工業・商業)70 7.17〜7.22
(5) 効 果
委嘱高等学校の講座に対する準備・趣旨の徹底、地域に
おける関係機関、事業所等の協力により本講座の目的を果
すことができ、参加の青年および一般成人はこれからの職
業生活により一層の自信を深めることができ、郷土振興の
ため大きな成果であった。
12 社会通信教育研究集会
(1) 趣 旨
社会通信教育受講生を中心とした学習方法、体験等につ
いて話し合い、相互の激励と学習意欲をたかめるための機
会をつくり、もって本県社会通信教育の振興をはかる
(2) 期日・会場
10.1〜10.2 いわき市県立平工業高等学校
(3) 講 師
社会通信教育協会 青柳順一外面接課程16名
(4) 参 加 者
社会通信教育受講生ならびに社会教育担当者 245名
(5) 内 容
1) 講 演
社会通信教育の学習について
2) 体験発表
社会通信教育「速記」を受講して
伊達郡川俣町根本34 斎藤忠義
3) 面接指導下記10課程
騰写、手芸洋裁、簿記、速記、建築士、電気、保育、
書道ペン、英語、無線
4) 研究会
地域における受講生の共同学習班の育成について、市
町村教委、公民館の援助について
(6) 効 果
進んで学習しようとする受講生の態度はきわめて熱心で
あり、特に面接指導の効果は大きく、各課程とも有効適切
な指導が行なわれ、予期以上の成果を得た。