教育年報1967年(S42)-137/194page
1) 社会教育に対する市町村理事者の理解を得るようにす
るにはどうしたらよいか。
〇 理事者の研修会をもってはどうか。
〇 理解を得るための公民館事業のもち方を工夫する。
〇 社会教育の現場に出席してもらうようにする。
2) 辺地等における地域住民のための公民館活動をどうす
ればよいか。
〇公民館の基準に達していない施設は年次計画をたてて施
設 の整備をする。
〇 中央公民館の職員を増員し、移動公民館によって機動力
のある公民館活動の展開。
この外に公民館職員のモラールについて、公民館施設の
適正配置、公民館の統合に対する考え方等が討議され、当
面する公民館事業推進上大きな効果があった。
8 公民館長研修会
(1) 目 的
社会教育の中心施設である公民館長に対して研修の機会
を与え、地域社会の変ぼうに伴なう社会教育の動向や施
設を的確には握し、その職務の専門的知識技術を深めると
ともに、職責の自覚と職務遂行についての能力を高める。
(2) 期 日
昭42・7・4〜5日 1泊2日
(3) 場 所
国立磐梯青年の家
(4) 参 加 者
公民館長 80名
(5) 講師・助言者
講 師 文部省社会教育官 中島俊教
助言者 福島県教育庁社会教育課員
(6) 研究内容・研究方法
主題 「公民館の管理運営について」
1) 講演式討議
講義 「広域都市化に伴なう公民館の体制と配置」
2)研究討議
討議題 「本県社会教育の現状と今後の方向」
(7) 日 程
第1日
11:00〜12:00 オリエンテーション・班編成
13:00〜16:30 開会式・講演式討議
16:30〜17:00 夕べのつどい
19:30〜21:00 キャンドルサービス
第2日
8:00〜11:00 研究討議
11:00〜11:30 閉会式
(8) 効 果
県下の公民館長が一堂に会し、公民館の管理運営につい
て研修をするということは始めてであり、それだけで大き
な意義がある。第2日目の研究討議には、指導体制の問題、
成人教育について、青少年教育、公民館施設について等現
場における問題点が出され、活発な討議がかわされた.こと
は喜ばしい。なお、研修会としては日程に無理があるので
もっと日数をふやすようにという積極的な要望が出され意
欲に満ちた館長研修会であった。
第15回県視聴覚教育研究大会
(1) 目 的
視聴覚教材のあり方や利用の方法を一層開拓し、豊かな
教育を実現する。
(2) 期 日
昭42・10・11〜12
(3) 会 場
相馬市 幼稚園、小、中学校、公民館
(4) 講 師
文部省視聴覚教育課専門委員 有光成徳
(5) 参 加 者
学校、社会教育関係者 1,000名
(6) 分 科 会
幼稚園1、小学校5、中学校2、社会教育1、共通2、
PTA、小教研 計13分科会
(7) 研究 目 標
1) 各教科の体質並びに視聴のあり方を視聴覚教材の活用
を通じで更に深く堀り下げる。
2) 視聴覚教材、とりわけ、放送教材の特性を生かした一
層効果の高い指導法を各教科等の学習に即して定着させ
る。
3) 視聴覚教育がもたらした学校経営・学級経営の刷新充
実の成果をたしかめる。
10 県地域視聴覚ライブラリ 研究会
(教育映画祭)
(1) 趣 旨
教育施設として充実した地域視聴覚ライブラリーにする
ための方策の研究と、ライブラリーの管理運営の研究をす
るとともに本年度教育映画祭受賞映画の鑑賞をする。
(2) 期 日
昭42・11・21〜22
(3) 会 場
会津若松市 会津若松市公民館
(4) 参 加 者
地域視聴覚ライブラリー関係者・公民館主事・社会教育
主事
(5) 講師、助言者
講 師 福島大学助教授 島田啓二
助言者 県総務部地方課主査 小宅厚
県地域視聴覚ライブラリー連絡会長
森盛五郎
県教育庁社会教育課員
同 教育事務所社会教育主事
(6) 内 容
1) 地域視聴覚ライブラリーの運営策について
2) 地域視聴覚ライブラリーの望ましい管理運営のあり方
3) 地域視聴覚ライブラリーの教材、機材の整備計画はど
のようにたてればよいか。
(7) 効 果
研究発表につづいて2分科会にわかれ研究討議がなされ、