教育年報1967年(S42)-185/194page

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第10章 県営体育館

   第1節 概    要

 1 施設の管理と運営

(1) 二係制の設置

  県営体育館組織規制上不備であった係制度が42年4月か

 ら設置され、同規則第1条に、総務係と業務係を置くこと

 とし、第2条に各係の事務分掌内容が明らかにされ、組織

 上の整備がなされた。これによっていっそう有機的組織的

 管理と運営がなされるようになった。しかし、次長職が両

 係長を兼ねているので、今後の検討すべき問題が残されて

 いる。

(2) 合宿所の発足

  42年6月1日より県営体育館付属合宿所で発足した。住

 み込み管理人2名を配し、施設・設備の管理、科用者に対

 する管理と指導にあたっている。この発足によって、体育

 館をはじめ他の施設の利用が増大した。

(3) 各施設の効果的運営

  体育館については、トレーニング室の設備の充実をはか

 り、これと併行して、各種の講習会や、スポーツ教室を開

 催した。また陸上競技場についてもスポーツ教室を開催し

 て、施設の効果的運営と利用につとめた。

(4) 予算執行状況

事項 予算 決算 財源 事業実績
  千円 千円 千円  
体育館維持
運営費
7,768 7,768 使用料
   3,339
雑収  20
駐車場舗装工事
暖房増設工事
掲示板取付工事
県営体育館
合宿所運営費
10,279 10,279 使用料
   2,687
利用者
  県内1,171名
  県外2,204名
競技場等
維持運営費
3,062 3,062 使用料
    812
野球場電気配線工事
相撲場施設補修工事
陸上競技場等の維持管理
土湯スケート場
維持管理費
144 144   スケート場維持管理の委託

  2 施設の使用状況

  体育館の利用者は20万人をこえ、野球場では約4万、陸上

 競技場約4万、合宿所約3,500で、特に体育館ではその利用

 が激増し、個人の利用者がふえてきた。

  合宿所については、今後いっそう広報活動を活発にして効

 果をあげるよう努力していきたい。

  3 広 報 活 動

(1) 体育館報の発行

  毎月館報を発行し、行事内容の紹介、スポーツ教室、講

 習会の案内や、合宿所の利用状況等についてお知らせして

 いる。

(2) 体育施設要覧

  県営の各体育施設の沿革、使用料、合宿所食事料、規模、

 設備内容などを要覧形式にして配布している。

(3) 掲示による広報

  印刷物のほか、行事案内や使用申し込みの方法などにつ

 いて掲示し、一般者の広報を行なって効果をあげている。

  第2節 施設の整備

 各施設ごとにあげれば、次のとおりである。

 1 体  育  館

 体育館における諸行事の広報のため正面玄関前に掲示板1

基を設置し、また駐車場の舗装、会議室の電灯を螢光灯に取

替え照度を高くするとともに、冬期間における暖房の増設工

事をなし利用者に好評を得た。また、昨年に引続いて防犯灯

を南側、西側に設備し、管理上にも効果をあげている。

 2 付属合宿所

 前述の付属合宿所の概要は、次のとおり。

   建物面積 824.48m2

   収容人員 100名

   建築構造 鉄筋コンクリート造り3階建

   工事費  2,600万円

   開  所 昭和42年6月1日

 開所後の利用状況については、別記のとおりであるが、施

設整備としては、宿泊者への連絡用として各階にスピーカー

を取りつけた外、電話加設をなし厨房設備を完了し

福島保健所からの免許も得た。今後さらに整備の

充実をはかっていきたい。

 3 競 技 場 等

 野球場の絶縁抵抗が限度値よりもひくいので改善するため、

本年度より2ケ年継続工事をもって施工の外、バックネット

の改修をなした。また、相撲場の外周金網が老朽したので、

これを全面的に改修する外、建物、電灯、水道等の整備をな

した。

 4 設備の現況

 県営体育館をはじめ陸上競技場、野球場における設備のう

ち体育用器具の現況は、別表のとおりである。


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