教育年報1968年(S43)-047/197page
中学校
この配当基準のほかに、次のとおり補正をして教員を配
当した。
1) 小学校
〇分校3校以上を有する学校に教員1人を増員する。
〇本校が3学級以下で分校を有する学校に教員1人を増
負する。
〇3複、4複で児童数15人の学級を有する学校に教員1
人を増員する。
〇1校に3学級以上特殊学級を有する学校で、基準によ
り算定の結果、特殊学級数とこれに見合うべき教員が
同数の場合1人を増員する。
2) 中 学 校
〇いわき市の勿来、好間、湯本、内郷地区に各教員1人
を配置する。
〇1校に2学級以上の特殊学級を有する学校で、基準に
より算定した結果特殊学級数とこれに見合うべき教員
数が同数の場合教員1人を増員する。
なお、養護教員については、小学校において、児童数
1,100人に1人、中学校において、生徒数1,300人に1人
の割合で、学校規模、学校数等を勘案して市町村教委ごと
に配置した。
また、事務職員については、小学校において、児童数
450人以上の学校に1人、中学校において、生徒数300人
以上の学校に1人を配置した。
(4) 異 動 数
昭和43年度末小・中学校教職員異動総件数は、3,399件
で、昨年度より104件の増であった。退職者数は校長で74人
(前年度より3人の減)、教員で250人(前年度より28人
の減)となっており、児童・生徒数13,959人の自然減に伴
なう一般教員179人の自然減があり、新採用教員数は前年
度に比し89人減の192人であった。
昭和43年度末公立小・中学校
教職員退職・採用・転任件数調
学校種別/異動種別 1退職 2採用 校長 教員 校長 教員計 事務 職員 計 校長 教員 校長 教員計 事務 職員 計 小学校 45 147 192 7 199 70 117 187 0 187 中学校 29 102 131 6 137 29 75 104 0 104 養護学校 0 1 1 0 1 0 0 0 0 0 合計 74 250 324 13 337 99 192 291 0 291
2 県立学校の人事・任用
学校種別/異動種別 3転任 総計 校長 教員 校長 教員計 事務 職員 計 小学校 99 1,512 1,611 21 1,632 2,018 中学校 60 1,049 1,109 29 1,138 1,379 養護学校 0 1 1 1 2 合計 159 2,562 2,727 50 2,771 3,399
(1) 人事異動の基本方針
「昭和43年度末県立学校教職員人事に関する方針」は、
昭和43年1月13日の教育委員会によって、次のとおり決定
された。
教育に対する県民の期待と要望にこたえ、学校教育の刷新
充実をはかり、本県教育水準の向上を期するためには、教職
員組織の充実強化が行なわれなければならない。
本委員会は下記方針に基づき、年度末教職員人事異動を行
なうが、これが実施に当っては広く県民各位と特に教育関係
者の積極的な協力を切望してやまない。
記
1 基本方針