教育年報1968年(S43)-090/197page
れたので、多大の成果をあげることができた。
なお、この教育の拡充整備を図るうえから、定通併修
や技能連携教育の拡充、施設・設備等の充実、効果的な
人事交流が図られなければならないことが確認された。
(5) 昭和43年度全国高等学校定時制・通信制教育研究協議会
1) 目的、定時制・通信制教育の諸問題について研究協議
を行ない、もって今後の勤労青少年教育の拡充振
興に資することを目的とする。
2) 主催 文部省、福島県教育委員会
3) 期日 昭和43年8月22・23・24日
4) 会場 国立磐梯青年の家
5) 協議題、指導助言者、発表者、参加者
〇総会、あいさつ
・文部省高等学校教育課長 望月哲太郎
・福島県教育委員会教育長 折笠与四郎
〇全体会議、指導助言者
・文部省高等学校教育課長 望月哲太郎
・文部省高等学校教育課 課長補佐 斎藤諦淳
・発表者 大阪府立桃谷高校教頭 加藤銀四郎
〇第一部会、定時制・通信制課程における教育課程(生
徒指導を含む)のあり方について
指導助言者 文部省高等学校教育課長 望月哲太郎
宇都宮大学助教授 斎藤健次郎
文部省高等学校教育課
課長補佐 斎藤諦淳
研究発表者 福島県立安積第二高校教諭 畑良耕
福島県立福島高校教諭 佐々木正則
参 加 者 各都道府県教育委員会の定時制・通信制
教育関係事務主管課長、事務担当者定時
制または通信制高校の校長、主事教諭
私立学校の定時制・通信制教育事務関係
者75名
〇第二部会 技能連携制度の運用について
指導助言者 文部省高等学校教育課勤労青年教育係長
森正直
文部省高等学校教育課事務官
中村厚生
研究発表者 福島県立平工業高校定時制主事
松本緑
科学技術学園工業高校教諭 須崎頴紀
参 加 者 各都道府県教育委員会の定時制・通信制
教育関係事務主管課長、事務担当者定時
制または通信制高校の校長、主事教諭
私立学校の定時制・通信制教育事務関係
者60名
〇第三部会 定時制課程における地理の指導について
指導助言者 独協大学教授 矢嶋仁吉
東京都立新宿高校定時制主事 木谷正夫
福島県立安積高等学校長 池下泰弘
研究発表者 岩手県立一戸高校教諭 菊地昭雄
広島県立神辺工業高校教諭 矢田翠
参 加 者 定時制課程の地理担当教諭 45名
〇第四部会 通信制課程における英語の指導について
指導助言者 学習院大学教授 稲村松雄
日本放送協会通信教育第二班主管
高塚暁
福島県立岩瀬農業高等学校長 村田春男
研究発表者 北海道立有朋高校教諭 田村啓司
埼玉県立浦和通信制高校教諭
土屋徹
参 加 者 通信制課程の英語担当教諭 45名
6) 実施反省
高度産業経済の発展に伴ない、過密、過粗現象が急速
に進み、これらの背景のなかで定時制・通信制教育も、
制度的に、形態的に、方法的に、また、内容的に根本的
な改善が要請されるにいたった。
このため、文部省では、本県を会場とし、全国より
225名の担当者を集め、今後における教育課程をどうす
るか、技能連携教育のあり方と運用をどうするか、定時
制における地理の指導をどうするか、通信制における英
語の指導をどうするか、等の具体的なテーマにそって研
究協議が行なわれたので、全国的な視野からの内容検討
だけに、参加者の収穫もきわめて大きなものがあったと
考えられる。
(6) 昭和43年度第17回東北地区高等学校定時制・通信制教育
振興総会、第20回東北地区高等学校定時制・通信制教育研
究協議会
1) 目的 東北地区定時制・通信制教育の振興発展を図る
とともに、教育内容の充実を期し、生徒ひとり
ひとりの能力開発に資する。
2) 主催 福島県教育委員会、いわき市教育委員会
東北地区高校定通教育振興会
東北地区高校定通教育研究協議会
福島県高校定通教育振興会
福島県高校教育研究会、定通部会
3) 期日 昭和43年6月25・26・27日
4) 会場 いわき市平市民会館
5) 代表者会議
ア. 振興会出席者、各県教委代表、各県振興会長、同
副会長、事務局長
〇座長 東北地区高校定通教育振興会長
山形県議会議長 重石義太郎
〇進行 東北地区高校定通教育振興会幹事長
笠原二郎
〇記録 福島県立勿来高等学校教諭 鈴木康友
〇協議題 〇理事会
昭和42年度会務報告
昭和42年度決算承認
昭和43年度予算審議
〇大会運営について
〇提出協議題について
〇次期開催地について
イ. 研究協議会出席者 各県教委代表、各県定通教育研
究会長、全体会議長、部会、分
科会座長
〇座長 東北地区高校定通教育研究協議会長 鈴木英一