教育年報1968年(S43)-092/197page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

 〇進 行 福島県立内郷高校教諭     田仲正夫

 〇助言者 宮城県仙台園南高校教頭    菅野克彦

      福島県立内郷高校生徒指導主事 成田政栄

 〇発表者 岩手県立釜石南高校教諭    吉原拓雄

      福島県立会津第二高校教諭   渡部康雄

      秋田県立秋田工業高校教諭   須藤鉄雄

 〇記 録 福島県立勿来高校教諭     斎藤昭寿

      福島県立平工業高校教諭    本間正幸

第三部会 効果的な学校行事を進めるためにはどうすれば

    よいか。

 〇座 長 岩手県立花巻南高校定時制主事 熊谷仁太郎

 〇進 行 福島県立内郷高校教諭     鈴木忠雄

 〇助言者 岩手県立壮陵高校長      中条惟信

      青森県立三本木高校定時制主事 山本孝吉

 〇発表者 山形県立山形東高校教諭    進藤宗夫

      福島県立内郷高校教諭     桝生忠信

 〇記 録 福島県立勿来高校教諭     浅井栄章

       〃  平工業高校教諭    角川信一郎

第四部会 効果的な技能連携教育を進めるためにはどうす

    ればよいか。

 〇座 長 青森県教育庁指導主事     松江哲男

 〇進 行 福島県立平工業高校教諭    坪井清

 〇助言者 福島県教育庁指導主事     佐竹俊彦

      秋田県教育庁指導主事     高橋利夫

 〇発表者 福島県立福島工業高校定時制主事

                     中村省三

 〇記録者 福島県立平工業高校教諭    菅野昌行

第四部会 効果的な定通併修を進めるにはどうすればよい

    か。

 〇座 長 秋田県立秋田東高等学校長   関喜四郎

 〇助言者 宮城県立白石高校定時制主事  高橋茂

      福島県教育庁指導主事     神原昭三

 〇発表者 青森県立五戸高校分校主任   鈴木克巳

      岩手県立壮陵高校通信制主事  勝正孝

      福島県立会津中央高校教諭   小林一郎

 〇記録者 福島県立小名浜高校教諭    福羽雅俊

       同       上     瀬谷正一

11) 参加者総数 240名

12) 実施反省

  当面する東北地区高校定時制・通信制教育の課題をか

 かげ、本県いわき市を中心に、東北各県より240名の関

 係者を集めて、第17回の振興会総会、第20回の教育研究

 協議会がもたれ、地元関係各位及び高教研定通部会各

 位のご尽力によって、多大の成果をおさめ、盛会裡に会

 を終了することができた。

  しかしながら、定時制・通信制教育の前途は、いっそ

 う多難であり、今後に残された問題も山積している。し

 たがって、この教育の目的と意義を確認し、生徒ひとり、

 ひとりの能力開発が図られるよう関係者一同、それぞれ

 の立場において、いっそうの研究が必要であろう。

   第8節 へき地教育

 本県の人事委員会指定のへき地学校数は県全体の25パーセ

ントになり、分校も多く、複式、複々式、単級と構成はバラ

エティにとみ、その指導も容易でない実態である。

 学校の施設、設備、教材、教具を大幅に拡充整備すること

は、へき地教育振興上きわめてたいせつな課題である。

 特に単級、複式学級の学習指導の困難性に加えて、設備や

教材、教具が不備であることは、へき地教育の振興上大きな

障害となっている。

 へき地の児童・生徒は、生活経験がせまいので児童・生徒

の経験を拡大し、学習指導の効果をあげるには、視聴覚教材、

教具等の活用は是非考えていかなければならない。

 最近の学校教育においては、指導すべき内容はきわめて多

岐にわたっているし、小学校、中学校においては、その基本

的、基礎的な事項を、単に知識としてだけでなく、技能とし

て児童・生徒の身につけなければならない。

 そのためには、図書その他さまざまな教材、教具を豊富に

用意し、児童・生徒が興味や関心をもって自主的自発的に学

習できるような環境条件を整備する必要がある。

 へき地学校に勤務する教職員の研修のために、本年度実施

した行事等について概略を述べる。

 1 単級、複式学習指導法講習会

(1) 期日・会場

  5月28日〜29日 大沼郡昭和村立喰丸小学校

  6月 3日〜 4日 石川郡石川町立北山形小学校

  9月 9日〜10日 双葉郡大熊町立熊町小学校

(2) 趣 旨

  単級、複式学級担任者を対象として、複式指導計画の立

 てかた、学習指導法ならびにシート式磁気録音機の利用に

 ついて研修を深める。

(3) 研究内容

 1) 学習指導の基本的な考え方

   複式学級のある学校の教育課程の編成は、学校教育法

  施行規則第25条の2の規定によって特例が認められてい

  る。

  ア. 学年別指導

    同じ時間に同じ教科を指導しても、学年別に指導計

   画をたてて、学年別に指導する方法。

 2) 同単元指導の教育的意義

   同単元による学習指導は、学年別指導のもっている欠

  点を補いながら、学習指導の能率と学習効果を高めよう

  とするものである。

   同単元による学習指導は、複式学級において、それぞ

  れの学年に共通する同じような目標のもとに単元を設け

  できるだけ共通の題材を中心として、同時に学習を進め

  ようとするものである。

 3) 指導計画作成上の留意点



[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。