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教育年報1968年（S43）-130/197page
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2.家庭教育研究集会
(1) 目 的
家庭教育に関する諸問題について、具体的事例をとおし
て研究討議し、家庭教育の振興をはかる。
(2) 主 催
福島県教育委員会 開催地教育委員会
(3) 期日・会場・参加者
期日 会場 参加者数 11月6日〜7日 二本松市国民宿舎 116 11月8日〜9日 下郷町公民館 125 11月15日〜16日 白河市中央公民館 173 11月26日〜27日 原町市体育館 72
(4) 参加対象者
〇市町村教育委員会 公民館 家庭教育担当者
〇家庭教育学級担当者 企画委員 運営委員
〇家庭教育学級生代表 PTA役員 婦人会役員
(5) 講師および助言者
1） 講 師
福島大学教育学部助教授 岡村益
郡山女子大学短期大学部講師 長谷川寿郎
福島県教育庁社会教育課長 佐藤正義
福島県教育庁社会教育課主幹 大越源三郎
2） 助 言 者
県教育庁社会教育課員
教育事務所社会教育主事
(6) 研究内容
1） 研究主題
家庭教育学級ではどんな内容を、どんな方法で学習し
たらよいか。
2） 講 義
〇現代社会における家庭教育の諸問題
3） 分科会
ア. 家庭教育学級の企画・運営はどのように改善すれば
よいか。
イ. 家庭教育学級の学習内容はどのように編成すればよ
いか。
ウ. 家庭教育学級での効果的な学習方法はどのようにす
ればよいか。
4） 全体会
分科会報告 協議 まとめ
(7) 効 果
現代社会における家庭および家庭生活の変化に伴い家庭
教育上の諸問題が大きくとりあげられているが、これに対
して各講師から講義をうけ、さらに各地域の家庭教育学級
における企画・運営・学習内容および学習方法についての
実践事例をもとにして研究協議が深められ、今後の運営に
益するものが多大であった。
3.家庭教育研究調査
(1) 目 的
家庭教育学級の実態を調査し、その資料を作成して家庭
教育の振興をはかる。
(2) 主 催
福島県教育委員会
(3) 調査の対象
国庫補助学級 自主開設学級 県下全学級
(4) 調査の方法
学識経験者により研究委員会を構成し、調査項目の作成
を依頼して調査する。
(5) 実施期間
昭和43年10月〜昭和44年3月
(6) 研究委員
福島大学教育学部助教授 岡村益
郡山女子大学短期大学部講師 長谷川寿郎
福島市立福島第四中学校教諭 鈴木忠良
福島県教育庁社会教育課長 佐藤正義
同 主幹 大越源三郎
同 課員および教育事務所担当者
(7) 実態調査項目
1） 国庫補助学級・自主学級の別と学級生数および学習時
間数ならびに経費について
2） 開設準備委員会の有無と開催状況について
3） 開設決定の手続きについて
4） 開設の周知方法について
5） 学級生の募集と学級編制について
6） 運営委員会の有無と開催状況について
7） 学級自治組織の有無と開催状況ならびに学級生からの
徴集金について
8） 学級における必要帳簿の備えつけ状況について
9） 学級を開設しての効果について
10） 学級についての問題点と意見について
(8) 調査結果の処理
調査結果を集計し家庭教育研究委員会を開催して研究
討議し
1） 現状について
2） 調査結果の考察
3） 改善の方向
の3領域について執筆を分担し、資料「福島県の家庭教育
(第1集)」として刊行した。この資料は家庭教育関係者に
有効に活用され、本県家庭教育の振興に寄与するものと思
われる。
第5節 公民館等社会教育施設
1.概 況
社会教育の振興に、最も重要かつ基本的な問題は、社会教
育の中心的役割を果たす公民館の整備充実にある。本県社会
教育施設の現状から本年度の指導方針として次の4点をかか
げた。
(1) 公民館訪問等により、市町村理事者、教育委員会、社会
教育関係者に対し、社会教育施設についての理解を深め、
公民館の新築、転用等の長期年次計画の立案と備品ならび
に学習課題に応じた教材の充実をはかる。
(2) 公民館および職員の適正な配置について再検討し、基準
に基づいた市町村の設置条例に改めるよう理事者や関係者
の理解を深める。
(3) 公民館長、公民館職員研修会等をとおして公民館の管理
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