教育年報1969年(S44)-126/241page
3月3日(火) 会津若松市立謹教小学校
3月4日(水) 郡山市立橘小学校
3月5日(木) 白河市中央公民館
3月6日(金) 原町市役所
4 昭和45年度使用高等
学校用教科書調査研究
(1) 目 的
昭和45年度使用高等学校用教科書について調査研究を行
ない、資料を作成して教科書の採択ならびに使用の適正化
を図る。
(2) 調査研究の期間
昭和44年6月1日から昭和45年3月31日まで
(3) 調査研究の日程
1) 調査研究協力校代表者会議 6月13日
2) 調査研究協力校連絡会議 各部会ごと開催
12月10日〜12月15日までの間で各1日間
3) 調査研究協力校訪問指導 9月〜12月中に1回
4) 調査研究資料の作成・配布
(4) 調査研究協力校の設置
上記の調査研究を進めるため調査研究協力校を設置する。
調査研究協力校の関係教科、科目の担当教諭は、該当の
教科書を分担して調査研究を行なう。
〇 調査研究協力校は、次のとおりである。
教科 種目 協力校
国 語 現代国語 南会津高校、白河女子高校
古典乙1 磐城女子高校、保原高校
社 会 倫理・社会 小高工業高校、須賀川高校
安積女子高校
地理A・B 磐城高校、郡山商業高校
福島高校
数 学 数 学 1 郡山西工業高校、内郷高校
喜多方高校
理 科 生 物 安達高校本宮高校
原町高校
化 学 B 安達高校、若松女子高校
磐城女子高校
外 国 語 英 語 A 会津工業高校
英 語 B 福島女子高校、白河高校、
勿来高校
商 業 商業一般 保原高校、喜多方商業高校
(5) 調査研究のすすめかた
1. 調査研究は、教科書目録(高等学校用)に登録されて
いる教科書について行なう。
2. 調査研究にあっては、公正な立場に立って客観的妥当
性をもった資料を作成するよう努める。
3. 調査研究者は、教科書を高等学校学習指導要領に基づ
いて比較研究を行ない、各教科書の特色を明らかにする
ように努める。
4. 調査研究は、各種目ごとに調査研究の観点を設定して
行なう。
調査研究の基本的観点は次のとおりとする。各種目に
おいては、下記の観点に基づいて各教科・科目の性格に
即して具体的観点を設定する。
1) 正 確 性
誤りや不正確なところはないか。また一面的な見解
だけをとりあげている部分はないか。
2) 内容の選択
内容には学習指導要領の示す教科の目標および科目
または学年の目標の達成に適切なものが選ばれている
か。
3) 内容の程度等
内容の程度は、その学年の生徒の心身の発達段階に
適応しているか。また、生徒の生活経験および興味に
対する配慮がなされているか。
4) 表記・表現
漢字・かなづかい・ローマ字つづり、記号、用語、
計量単位などは適切であり、これらに不統一はないか。
また、表現は冗長、粗雑でなく生徒に理解し易いもの
であるか。
5) 使用上の便宜
目次、索引、注、凡例、諸表その他教科書使用上の
便宜を与えるものが、必要に応じて与えられているか。
また、出典などは必要に応じて示されているか。
6) 創 意 工 夫
内容、組織、表現その他について、適切な創意工夫
が認められるか。
5 教科書1点ごとに、
次の補助資料を作成する
1) 分量、要素分析表
2) 各章節ごとの分量は適切か。
3) 教材構造分析表(各種目ごとに必要があれば作成す
る。)
教材の全体構造、部分構造は適切か。