教育年報1969年(S44)-125/241page

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   第14節 教科書採択と管理運営

 1 昭和45年度使用教科書の採択

 小・中学校用教科書の採択は「義務教育諸学校の教科用図

書の無償措置に関する法律」により実施された。本年度は、

小・中学校用ともに継続採択となっている。

(1) 教科用図書選定審議会

 1) 教科用図書選定審議会委員会

分野 氏名 所属または役職
教職員代表 風間覚雄 いわき市立平第一小学校長
  鈴木正孝 福島市立福島第三小学校長
8名 円谷秀雄 白河市立白河第一小学校長
  佐藤厚友 福島市立福島第三中学校長
  佐藤正一 梁川町立梁川中学校長
  目黒友一 会津若松市立第一中学校長
  長谷川秀夫 福島県立福島盲ろう学校長
  佐々木信夫 私立桜の聖母学院中学校教務
教育行政機 大塚喬清 福島県教育庁教育次長
関代表 天野幸夫 県北教育事務所長
  佐久間正男 県北教育事務所指導課長
9名 白岩和夫 福島県教育研究所長
  阿部信 市町村教委連絡協議会長
  岩谷唯近 国見町教育委員会教育長
  車田徳治 須賀川市教育委員会委員長
  藤山秀雄 会津坂下町教育委員会教育長
  門馬経義 浪江町教育委員会教育長
学識経験者 宮口春雄 福島大学教育学部教授
代表3名 田口孝之 同上
  島貫快祐 同上

 2) 人     数 20名

 2) 発令年月日   昭和44年4月1日

 4) 氏名公表の有無 公表した

 5) 開 催 期 日 昭和44年5月8日

 6) 場     所 県庁正庁

(2) 教科書展示会

  7月1日から7月10日まで10日間、県下16ヶ所において

 開催した。展示会場は原則として教科書センターをあてる

 ことにした。

 会場名

 〇 福島市立福島第二小学校

 〇 保原町立保原公民館

 〇 二本松市立二本松中学校

 〇 郡山市立橘小学校

 〇 須賀市立須賀川第一中学校

 〇 白河市立白河第二小学校

 〇 棚倉町立棚倉小学校

 〇 石川町立石川中学校

 〇 三春町立三春小学校

 〇 会津若松市立謹教小学校

 〇 喜多方市立喜多方第二小学校

 〇 会津坂下町立坂下小学校

 〇 いわき市立平第三小学校

 〇 富岡町立富岡第一中学校

 〇 相馬地方教育会館

 〇 田島町立田島小学校

 2 教科書研究事業 (教科書研究協力校)

(1) 目     的

  学校における実際の使用を通して、教科書の学習指導上

 の問題点、改善点を分析研究し、この結果を教科書検定の

 参考に資する。

(2) 研究教科書

  中学校保健体育「新編新しい保健体育」 (東書)

(3) 研究協力校

 会津若松市立第四中学校

(4) 研 究 内 容

 1) 体育に関する知識 第1学年の「練習に関する諸条件」

  の内容について、小項目の種類、配列、取扱いの範囲、

  資料の選択などに改善すべき内容はないか。

 2) 保健第2学年の「身体的発達と精神的発達との関係」

  及び第3学年の「精神の健康と身体の健康との関係」にお

  いて、両者の関連やそれぞれの記述内容の程度、範囲、

  具体例などに問題点はないか。

 3) 保健第3学年の結核、心臓病(狭心症、慢性リュー

  マチ性心臓病)、腎臓病及び精神薄弱の記述について、

  それぞれ正確性、程度、範囲、表現などに不適切な点は

  ないか。

(5) 研 究 経 過

  協力校に与えられた研究内容を、実際の教科書について

 究明し、9月29日、30日の2日間、福島市高湯温泉で開催

 された北海道・東北地区教科書研究協議に参加して研究協

 議した。

 3 教科書無償給与

 昭和44年度は、小・中学校の全学年にわたって無償給与さ

れた。

 なお、昭和45年度使用教科書無償給与事務説明会を下記に

より開催、その趣旨の徹底を図った。

 〇 目   的

  教科書無償給与事務について円滑な処理を行なうため。

 〇 日時・場所

  1月27日(火) 南会津郡南郷村豪雪センター

  3月 2日(月) 福島市中央公民館


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