教育年報1969年(S44)-149/241page
(7) 表彰・文集
1) 表彰式
ア. 昭和45年3月11日(水) 10:30〜13:00
イ. 県教育委員会室
ウ. 出 席 者
(ア) 入選者代表 小学校の部 最優秀賞
斎藤裕之
ほか付添2名
中学校の部 最優秀賞
加藤久恵
ほか付添2名
(イ) 主 催 者 県教育委員会教育長
県教育庁社会教育課長
国旗敬愛作文募集委員長
ほか社会教育課員6名
エ. 式 内 容
(ア) 応募状況・審査結果報告
(イ) 賞状・賞品授与
(賞品は最優秀賞 「新国語中辞典」、優秀賞
「用字用語辞典」およびシャープペンシル、佳作賞
「用字用語辞典」各1冊)
(ウ) 作文朗読
小学生の部最優秀作品 「日の丸のはた」
中学生の部最優秀作品 「大空に日の丸が」
(エ) 主催者あいさつ (県教育長)
オ. 知事との懇談、記念写真撮影
なお、表彰式出席者以外の入選者に対する賞状および
賞品は、所轄教育事務所長より直接、本人に伝達した。
2) 文 集
入選作品31編を、知事序文、教育長あいさつ、応募状
況とともに編集し、「おおぞらに日の丸のはたを」として
発刊した。これらは昭和45年4月中に、県内各小・中・
高校、市町村教育委員会、公民館および入選者に贈呈す
る。
(8) 効 果
募集にあたり、県広報担当、報道各機関の広報と、教育
事務所を通じての各学校への呼びかけが良く、短期間の募
集であったが、2,655点の作品が集まり、約34%の小・中
校が応募したことは国旗に対する敬愛心の高揚と、郷土や
国に対する正しい認識を深めるために大きな効果があった
ものと認められるし、さらに「人づくりの対話」の一環と
して推進された本事業の趣旨は、ほぼ、達成されたものと
思料される。
14 全国青年学級生大会
(1) 全国の青年学級生代表による共同生活をとおして、研修、
交歓を行なうとともに、その連絡提携をはかり、もって勤
労青年教育の振興に役立てる。
(2) 主 催
文部省、全国青年学級振興協議会、福島県教育委員会
(3) 期 日
昭和44年9月26日(金)〜29日(月)
(4) 会 場
国立磐梯青年の家
(5) 参 加 者
各都道府県ごとにつぎのとおりとする。
1) 青年学級生6名(男女各3名とし、このうち勤労青年
学級生、青年教室生1名を含めてさしつかえない)
ただし北海道、東京都および指定都市を含む府県は10
名とし、うち女子を最低3名を含めるものとする。
(6) 研 究 方 法
1) 青年学級の先輩にきく(草創の精神をたずねて)
山形 佐藤良盛氏、朝倉千栄氏
福島 大越喜一氏、瓶子保典氏
青年学級の発足時の状況と今後のあり方をきき、青年
学級振興についての討議の素材とした。
2) 青年学級生学習体験発表
「私はこのように学習している」
3) グループ研究
ア. 主題「現代青年としていかに生きるべきか」
私はこう生きる
青年に欠けているものは何か
社会にいかに貢献すべきか
4) 全体研究
グループ代表により、グループ研究の結果を中心とし
てパネルデスカッションにより実施
5) 野外活動・スポーツ・キャンプファイヤー
(7) 効 果
全国の勤労青年が猪苗代に集まり、勤労青年が今後どの
ように学習し、現代青年がいかに生きるべきか3泊4日の
研修を実施し、地域における青年学級の振興の問題につい
て話し合ったことは、非常に効果があった。
また各地の青年が、野口記念館や磐梯高原を視察し感銘
を深くして散会した。
第3節 成人(婦人)教育
1 概 要
本年度は、家庭教育学級・婦人学級における学習内容の充
実と教育効果の向上、成人学校・学級・講座の拡充、高齢者
学級の増設、高等学校開放講座の充実、社会通信教育の普及、
PTAおよび婦人団体の指導者の養成、健全な活動の助長に
重点をおいて推進してきた。
家庭教育学級における学習内容の充実と教育効果の向上に
ついては、学習内容編成状況の実態調査に基づいて改善の方
向を示すとともに、家庭教育研究集会をとおして具体的研究
を行ない、婦人学級については文部省委嘱・県研究婦人学級
を拠点としてその充実と普及をはかり、婦人学級生大会をと
おし、反省と今後の課題について検討してきた。
成人学校・学級・講座、高齢者学級については市町村教育
委員会との緊密な連係のもとにその拡充をはかり、高等学校
開放講座については実施高等学校の積極的な協力により内容
の充実につとめてきた。
社会通信教育については、会津若松市において研究集会を
開催し、働きつつ学ぶ受講生の共同学習班を組織して普及充