教育年報1969年(S44)-186/241page

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 昭和44年度福島県体育功労者
氏名 年令 住所 活動状況、主な功績
鈴木源六
(すずきげんろく)

65
福島市 大正12年郡山金透小学校訓導〜昭和
43年3月福島大学(教授)退官まで
長期にわたり本県体育の振興に貢献
した。この間昭和22年県排球協会を
設立し、初代会長として社会体育の
発展にも尽力している。
上野由美
(うえのよしみ)
59 昭和6年野球福島クラブ員として活
躍、昭和8年都市対抗東北代表とし
て全国大会出場、昭和21年県野球連
盟常任理事、現在県野球連盟理事長、
現在も県下各方部の講師として、野
球審判の技術指導に貢献している。
金沢善次
(かなざわぜんじ)
63 棚倉町 昭和初期より庭球・野球・自転車競
技等各種スポーツを通じて青少年の
健全育成につとめ、現在、棚倉町体
育協会長、県南野球連盟副会長とし
て活躍し、スポーツ振興に尽力している。
塩川五郎
(しおかわごろう)
64 会津若 松市 大正13〜昭和4年まで旧制三高、東
大漕艇部員として活躍し、昭和25年
に県漕艇協会の設立、漕艇場の開設
に貢献した。昭和32年より現在まで
県漕艇協会長として、自費にて大学
優秀選手、コーチの招へい等を行な
い、県漕艇競技の振興に貢献し好成
績を収めている。
小島忠左衛門
(こじまちゅうざえもん)
61 昭和24年〜現在会津バドミントン協会
長、昭和29年〜現在県バドミントン
協会長、多年にわたり本県バドミン
トンの選手の育成にあたり、数多く
の優秀選手を生むと共にバドミント
ンの隆盛を招いた。
市井茂
(いちいしげる)
60 いわき市 昭和24年軟式庭球平クラブ会長、昭
和41年いわき市体育協会副会長、昭
和44年〜県軟式庭球連盟会長、多年
にわたり軟式庭球の進展に尽力し、
選手の指導、大会の運営をはじめ庭
球場の建設などに貢献し好成績をあ
げている。また、いわき市体協副会
長として地域体育の振興にも貢献。

 同体育優良団体
団体名 代表者名 活動状況
いわき市
田人町体育協会
緑川不二男
(農業)
町体育協会は、町内8地区の町民に
よって組織され、春季野球大会には
じまる年11回の行事を中心として、
住民のスポーツ活動が盛んであり、
健全な町民育成に実績をあげている。
浪江町
体育協会
佐藤秀親
(米穀商)
昭和33年結成以来組織の拡大強化に
つとめ、現在町内6地区に14部門を
設け、地区、職場、職域を一体とし
て、各種の体育行事盛大に実施し好
成果をあげている。

(2) 全国体育功労者・社会体育優良団体

  昭和44年度の全国表彰は、10月9日国立教育会館におい

 て行なわれ、本県から平子忠氏、呉羽化学株式会社錦工場

 体育部が文部省から表彰された。

 体育功労者

氏名 年齢 住所 活動状況・主な功績
平子忠 65 福島市 昭和3年福島高商蹴球部主将、昭和
23年県蹴球協会結成以来、現在まで
会長として、蹴球の発展に貢献して
いる。また、県体育協会常任理事・
県スポーツ振興審議員として、県内
スポーツ全般の育成・発展に尽力している。

 社会体育優良団体
団体名 代表者氏名 活動状況
呉羽化学工業
株式会社
錦工場体育部
柴田博
(工場長)
昭和20年、戦後いちはやくバレーボール
部を設立し、現在13の部を有し、活動が
活発で幾多の優秀選手を生み、県内
実業団スポーツの雄となり、職場スポーツ
の発展の道標となっている。また、この
体育部を中心として一般従業員のスポーツ
活動も活発で、明るく健全な職場づくりに
貢献している。

(3) 故松枝茂氏(明治31年5月20日〜昭和44年12月19日)の

 叙勲について

  前県柔道連盟会長松枝氏は、医師として多忙の身であり

 ながら、労力を惜しまず終始地方スポーツの振興に尽力し、

 青少年教育に貢献した。生前のこれらの功により、正六位

 勲五等双光旭日章に叙された。氏のおもな経歴は次のとお

 りである。

 大正9年 千葉医学専門学校卒業

 昭和15年〜21年 会津柔道会副会長

 昭和21年〜37年 会津柔道会会長

 昭和22年〜41年 福島県柔道連盟会長

 昭和24年〜28年 東北柔道連盟会長

 昭和24年〜37年 会津体育協会会長

 昭和26年 福島県体育功労者として知事・県教育委員会よ

      り表彰

 昭和36年 地方体育功労者として文部大臣・国より表彰

 昭和38年 会津若松市文化功労賞受賞

 9 選手の強化

(1) スポーツセンター校の設置

  昭和44年度、次の18高校、22種目をスポーツセンター校

 に指定し、当該種目の強化につとめるとともに、地域スポ

 ーツ振興のためその役割をはたした。

地区 学校名 種目名 地区 学校名 種目名
県北 福島農蚕高 馬術 いわき 小名浜 相撲
漕艇 水産高
福島女子高 庭球 磐城女子高 軟式庭球
ソフトボール 磐城第一高 卓球
福島商業高 陸上競技 湯本高 剣道
フェンシング 磐城高 ウェィト リフテング
保原高 バレーボール
県南 郡山商業高 サッカー 相双 双葉高 柔道
白河女子高 水泳 小高農高 ハントボール
田村高 バスケット ボール ボクシング
白河高 自転車     
会津 若松商業高 弓道
会津工高 体操
猪苗代高 スキー

(2) 競技力向上指導者 (トレーナー)について

  競技力向上のためには、指導者の資質の向上、指導体制

 の確立などが必要である。昭和40年日本体育協会において、

 コーチ・トレーナー制度が制定され、昭和44年度までの本

 県関係資格取得者は次のとおりであり、県スポーツ進展の

 中核としての活躍が期待される。


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