教育年報1969年(S44)-201/241page
第7章 福利厚生
第1節 教職員の福利厚生事
業の概要
教職員の福利厚生事業については、県教育委員会、公立学
校共済組合、県教職員互助会が、ともに教職員の生活安定
と、福祉の向上をはかる共理通念のもとに、それぞれ単独に、
あるいは互に提携し補完しあいながら効果的な事業の遂行
をはかって来ている。
各事業ごとの事業実績は以下項目ごとに掲載したとおりで
あるが、本年特記すべき事項としては、飯坂町湯野にあって、
18年の長い間広く教育関係者の利用に供してきた旧吾妻荘が
発展的解消を遂げ、飯坂町中の内に3億円余の巨費を投じて
装いもあらたに新あづま荘が発足したことがあげられる。新
施設の規模、設備内容等は別掲のとおりであるが、旧施設と
は全く異なる飛躍的施設であるので利用者に満足を得られる
ど共に数倍の実績が期待できるものと確信される。
1 共済組合員数・被扶養者数 (昭和44年度末現在)
区分 共済組合員数 被扶養者数 男 女 計 一般組合員 13,566人 8,741人 22,307人 31,984人 船員組合員 23 0 23 43 計 13,589 8,741 22,330 32,027
2 短期給付事業
(1) 概要
昭和44年度の短期給付にあてる掛金の収入額は497,320
千円(前年度比約13,2%増)となり、また、短期給付の財
源である地方公共団体の負担金は、498,004千円(前年度
比約13.4%増)と昨年の収入にくらべて117,209千円の増
収をみた。
一方給付面をみると医療給付では91,337千円の増(前年
度比約12.3%増)、その他の法定給付では10,140千円の増
(前年度比約22.7%増)附加給付では5,587千円の増(前
年度比約4.5%増)となり44年度支出総額は1,012,690千
円で総収入額に対し(総収入額995,324千円)17,366千円
の超過であった。
組合員 1人当たりの掛金額 22,271円
〃 給付額 45,351円
(2) 短期給付額 (44.4.1〜45.3.31)
法 定 給 付
給付区分 給付件数
(件)給付金額
(円)組合員1人
当給付額(円)医療給付 療養の給付 142,515 512,105,637 家族療養の給付 218,390 313,123,994 療養費 730 1,411,391
家族療養費 1,132 1,046,633 薬剤給付 525 575,529 看護移送料 28 319,622 小計 363,320 828,582,806 37,106 その他の
法定給付出産費 559 23,939,779 配偶者出産費 466 12,068,209 育児手当金 990 2,376,000 埋葬料 30 2,072,308 家族埋葬料 185 6,538,422 傷病手当金 97 4,168,880 出産手当金 22 354,578 休業手当金 1 26,664 弔慰金 1 35,678 家族弔慰金 0 0 災害見舞金 42 3,092,063 小計 2,393 54,672,581 2,448 合計 365,713 883,255,387 39,554
附 加 給 付
給付区分 給付件数
(件)給付金額
(円)組合員1人
当給付額(円)家族療養費 208,841 115,972,413 出産費 552 1,556,261 配偶者出産費 466 2,472,435 育児手当金 983 2,359,200 埋葬料 28 107,368 家族埋葬料 185 1,110,000 結婚手当金 659 4,620,000 災害見舞金 42 1,237,392 合計 211,756 129,435,069 5,796 短期給付総計 1,012,690,456 45,351
3 長期給付事業
昭和44年度の長期関係事業の執行状況は、次のとおりであ
る。
(1) 年金について
〇 年金の進達
昭和44年度において、地方公務員等共済組合法及び地方
公務員等共済組合法の長期給付等に関する施行法(以下法
という)の規定により、支部が公立学校共済組合本部に進
達し決定になった年金の概況は、次のとおりである。
退職年金 減額退職年金 通算退職年金 廃疾年金 遺族年金 計 360件 5件 2件 4件 54件 425件
〇 年金年額の改定
昭和42年、昭和43年、昭和44年の3回にわたり年額改定
があり、昭和42年は483件、昭和43年は351件、昭和44年
は681件の仮想給料を決定し公立学校共済組合に進達した
この改定措置は、昭和43年10月1日から昭和44年9月30
日までに給付事由の生じた者について昭和44年10月分以後、