教育年報1970年(S45)-171/260page
2)助言者
社会教育課員、教育事務所社教主事。
(4)研究内容
1)研究主題
公民館の役割と公民館事業の展開
2)講義
ア.公民館事業の企画と展開。
イ.本県社会教育の現状と課題。
3)研究協議(問題提起)
ア.公民館の役割。
イ.社会教育推進上の諸問題。
ウ.学級、講座運営上の諸問題。
エ.公民館主事の職務。
オ.公民館訪問にあらわれた公民館運営上の諸問題。
カ.地域開発と公民館。
キ.社会教育資源の活用。
4) 研究協議
公民館事業推進上の諸問題。
5) 演 習
レクリェーションの理論と実際
(5)効 果
経験年数2年未満の初任者を対象とした研修会であった
が、参加者の大半は1年未満の者であり、公民館活動上に
おける切実ななやみをとりあげ、公民館の事業展開上の諸
問題、公民館の施設や職員の問題について討議され、研修
を深め自信を得、公民館事業推進上大きな効果があったも
のと思われる。
10.公民館長研修会
(1)目 的
当面する社会教育の課題と公民館の地域社会における役
割を明らかにするとともに、公民館運営に必要な専門的知
識および態度を習得する。
(2)期日・会場・参加者
1) 期 日 昭和45年6月3日(水)〜4日(木)(1泊2日)
2) 会 場 福島市飯坂町婦人会館
3) 参加数 公民館長105名
(3)講師・助言者
1) 講師
文部省社会教育局社会教育課長 鹿海信也
福島県教育庁社会教育課長 大越源三郎
2)助言者
福島県教育庁社会教育課員
(4)研修内容
1) 講 演
ア.これからの社会教育
イ.本県における社会教育行政上の諸問題
2)研究協議
公民館当面の問題と公民館職員の管理
(5)効 果
第4回目を迎えた本年の公民館長研修会は、文部省社会
教育局社会教育課長を講師とし「これからの社会教育」と
題し、急激な社会構造の変化に対処する社会教育のあり方
について、社会教育の意義と課題、内容、方法、施設、指
導者、今後の方向について講演があり、参加者に多大の感
銘を与えた。研究協議の中では、それらを受けて実施する
公民館としての問題と公民館職員の管理について討議が行
なわれ、今後の公民館管理、運営について自信を得たもの
と思われる。
11.福島県視聴覚教育並びに地域視聴覚
ライブラリー大会
(1)趣旨
教育の近代化が進むにつれ、視聴覚教育の叫ばれる今日、
関係者が一堂に会し、学習活動面における教材、機材等の
特質と効果的な利用について解明し、更に教育施設として
の地域視聴覚ライブラリーの充実運営方策を研究するとと
もに、本年度教育映画祭最高受賞映画の鑑賞をする。
(2)期日・会場
昭和45年10月15日(木)〜16日(金)
須賀川市 体育館
(3)参加者
市町村教育委員会関係職員
公民館職員
地域視聴覚ライブラリー関係者
(4)講師
文部省社会教育局視聴覚教育課専門職員 高村久夫
(5)研究内容
1) 主 題
視聴覚教育と地域視聴覚ライブラリーの役割
2) 協議題
イ.視聴覚教材の効果的利用
ロ.地域視聴覚ライブラリーの充実と管理運営
ハ.社会教育における放送利用
(6)効果
情報化社会における視聴覚教育の領域と責任は、ますま
す重要性を加えている現状をこの研究をとおして切実に確
認し、教育の近代化に即応した教育体制と、そのための地
域ALLの活動、ならびに充実方策、組織、指導者の姿勢
等について研究を深めた。
12.県視聴覚ライブラリーの状況
(1)フィルム所有状況(本数)
種別 所有 45増減 損傷分 使用可 県備品 452 +28 13 439 県選管 137 +2 13 124 県民室 14 +8 14 新生活 13 1 12 給食会 7 7 計 623 18 27 596 (2)文部省企画録音教材
所有不数 1,074本 45年増加分 50本 45年再録本数 495本 県備品音楽テープ 6本