教育年報1970年(S45)-177/260page
桑原啓
4)報道機関
福島民報社主筆 本多隼男
福島民友新聞社編集局次長 菅野卓也
5)文化行政代表
会津若松市教育長 桜木甚吾
白河市教育長 松田吉与
福島市教育長 辺見正治
6) 県側
県民室長 富田善一郎
北教育次長 北橋徹
県社会教育課長 大越源三郎
(3)協議題
第1回目 本県の芸術文化の振興策について。
1)地域的
ア.文化団体の現状について
イ.施設および指導者について
ウ.青少年の文化活動と伝統芸能の継承について
2)行政的
ア.県および市町村における文化行政の整備について
イ.県文化センター等の利用方策について
第2回目
1)特色ある地域文化の振興策について
2)文化団体の活動と組織化について
11.日本画夏期研修会
本県日本画の水準を高めるとともに指導者の養成をはかる
目的をもって、日本画彩心会、福島市教委と共催で実施した。
(1)期 日
昭和45年7月31日〜8月2日
(2)会 場
福島市中央公民館
(3)講 師
中野蒼窮(日展審査員)、飯塚栖圃(日本画院同人)
石田一雄(日本美術院)
(4)参加者
68名
(5)内 容
1)実技と講義
ア.色彩について
イ.画き方の注意事項について
ウ.日本画の見かたについて
2)討 議
ア.これからの日本画振興策について
以上であるが、年々内容が充実し受講者から好評である。
今後県下各地で開催する必要がある。
12.彫塑夏期研修会
本県彫塑の水準を高めるとともに指導者の養成をはかる目
的をもって、福島彫塑会と共催、福島市教委後援で実施した。
(1)期 日
昭和45年7月31日〜8月2日
(2)会 場
福島高校 工芸室
(3)講 師
三坂歌一郎(日本彫塑会会員)、菅野忠良(日本彫塑会会員)
(4)参加者
49名
(5)内 容
1)実技と講義
ア.頭像製作上の注意点について
イ.モデルの見方について
ウ.石こう取りについて
2)討 議
ア.これからの彫塑活動について
以上であるが、県下各地からの参加者を得て、実のある研
修会であった。今後は高校生、勤労青少年の参加奨励につと
める必要がある。
13.音楽(合唱)指揮者講習会
本県の音楽水準を高めるとともに指導者の養成をはかる目
的をもって、県合唱連盟と共催で実施した
(1)期 日
昭和45年8月22日〜23日
(2)会場
郡山女子大学音楽堂
(3)講 師
菅野浩和(作曲家)、淡野弓子(指揮者)
(4)参加者
66名
(5)内 容
1)実技と講義
ア.現代合唱作曲家の作風と演奏について
イ.合唱実習―ハインリッヒ、シュシツ作品
2) 全体会
ア.シンポジウム
以上であるが、参加者はいづれも熱心であり、今後は回数
の増と、社会教育関係者および一般の参加が望まれる。
14.青少年芸術劇場
(1)期 日
昭和45年8月1日
(2)会 場
会津若松市民会館
(3)部 門
文楽
(4)だし物、伊達恋緋鹿子・曽根崎心中
1) 出演者 竹本越路大夫外
2) 解説者 吉永孝雄
(5)鑑賞者 青少年約920名
以上であるが、青少年にとって極めて有効な催しであった。
共催の文化庁、若松市教委の多大のご支援をいただいた。