教育年報1970年(S45)-188/260page

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導への位置づけに伴ない、昭和44年度から2ヵ年継続で4校

を学校給食研究校として指定し、給食指導の展開あるいは給

食実務の合理化等の研究を行なった。

 なお、「学校給食指導の手びき」が改訂されたので、今後

その趣旨の徹底をはかる予定である。

 6 学校保健の振興

 学校保健研究学校を教育事務所管内に1校あて計7校をお

き研究を推進するとともに、桑折町において開催した第18回

福島県学校保健研究大会の開催をはじめ、文部省主催の北海道

東北、北関東の養護教諭講習会の開催県となったほか、県内

6ヵ所において小・中学校の養護教員および養護担当教員の

講習会を開き、また昭和46年度から施行される小学校学習指

導要領の保健・安全指導の趣旨の徹底を図るため、小学校教

員の5分の1を対象として資質向上講習会を開催するなど、

学校保健の振興につとめた。

 7 学校環境衛生指導の強化

 学校環境衛生の推持改善については、学校薬剤師の協力に

まつところが大であるが、本年度より、従来実施していた職

種別講習会を、環境衛生講習会に改め、学校環境衛生関係者

に対し研修の機会を設け、公害等の当面する諸問題も含めて

学校環境衛生検査の実施の強化と関係者の資質の向上をはか

った。

 8 教職員の保健管理の強化

 教職員の結核健康管理については、県内全職員の間接撮影

を実施し、有所見者に対しては直接撮影を行ない、さらに精

密検査を要する者に対しては面接指導をするほか、結核審査

会および神経精神障害審査会を設けて教職員の採用、休職及び

復職に関し慎重を期するなど、管理の強化をはかった。

 9 学校安全の徹底

 学校保健と同様に学校安全研究学校を指定し、その研究の

推進を図るとともに、安全教育の充実と振興に資するため、

第6回福島県学校安全研究大会を開催した。

 また近年激増する交通事故を防止するため交通安全指導の

強化を図り、交通安全指導者講習会を県内6ヵ所において開

催する一方、県費補助金による交通安全指導教具の整備を促

進するとともに、国及び県の補助金による交通安全教育セン

ターを、昨年度までの10ヵ所に加えて更に5市町村に設置し

これらの施設設備を活用して安全教育の実践的訓練の強化を

図ったので、今後大きな成果が期待される。 

 10 へき地学校保健の強化

 学校保健をへき地において振興させることは、本県の重要

な課題であるが、国庫補助による給水施設の整備およびへき

地学校保健管理費の活用と内容の充実により、その成果は除

々に発揚されてきている。また、へき地地区における学校保

健研究学校の研究実践は地域の保健水準の向上にも大きな貢

献をしており、期して待つべきものがあるものと思われる。

  第2節学校体育

 1 学校体育関係各種指導者講習会

(1)小・中学校体育実技指導者講習会

 1) 目 的

   各教育事務所ごとに、小・中学校体育担当者の実技指

  導力の向上を図り、学校体育の充実を期す。

2)期日・会場・講師数および参加者数
教育事務所 県北 県中 会津 南会津 いわき 相双
期日 6月24・25日 6月8・9日 6月15・16日 8月24・25日 6月16・17日 7月7・8日 延 19日
7月2・3日 6月16・17日
7月24日
7月29・30日
会場 保原小学校 船引体育館 城西小学校 田島小学校 平第二小学校 原町第二小学校 延 17会場
二本松北小学校 船引小学校 会津若松第四中学校 植田小学校
福島第四小学校 船引中学校 平第二中学校
保原中学校 石川町体育館
霊山中学校 石川中学校
講師数 26 13 13 5 10 7 74名
参加者数 小学校 186 169 89 35 106 59 644名
中学校 24 52 45 10 37 25 193名
参加者数計 210 221 134 45 143 84 837名

 3)概要

   6教育事務所管内で、それぞれの実情に基づいた内容

  をとりあげ、効果的に実施できた。なお、参加者も前年

  度より35名ほど増加し、女子教員も意欲的に参加するよ

  うになったことは、指導力の向上が期待されるものであ

  り、今後とも更に充実した講習会にしていきたい。

(2)水泳実技・管理指導者講習会

 1) 目 的

   各教育事務所管内教員の泳力や水泳指導力を高めると

  ともに、安全管理め徹底を図る。


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