教育年報1970年(S45)-259/260page

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 るかを調べる実験のいくつかを考える。

エ、運動エネルギーの測定     (柴田宣教)

 運動体を木片に衝突させ、そのエネルギーを測定す

 る場合の問題点を解明する。

オ、電気エネルギーを力学エネルギーに変える

                     (野地勝位)

 モーターで物体を巻き上げ電気エネルギーが力学的

 エネルギーに変えることを半定量的に実験する

カ、電流と電圧が比例しない実験 (柴田宣教)

 豆電球や水溶液を流れる電流と電圧は比例しない。

 この指導法を中心に考える。

キ、中和反応と熱          (大和田寅弥)

 水酸化カルシウム(固体)と酸の中和熱を教材化の

立場で検討する。

ク、原形質流動の観察       (大原正男)

 原形質流動を観察させることにより、生命現象を

 動的に押えさせ、計量的取扱いに慣れさせる。

ケ、酵素のはたらきと吸収のしくみ (大原正男)

 対照実験の設定・条件の制御、資料の解釈の方法

 を考え、適当なモデル実験を検討してみた。

コ、目の構造と調節作用のしくみ  (大原正男)

   刺激と反応の項の検証実験として試みた。

  サ、マグマの活動と火成岩の特徴  (渡辺専一)

   効果的な火成岩成因の考察を進めるための器具の

   開発(光源装置)と指導法の検討。

   シ、太陽と地球の運動        (渡辺専一)

   適切な天体のモデル実験の指導法とモデルの開発。

 なお、実験学校として福島市立瀬上小学校・福島市立北信

中学校の協力を得ている。

(2) 教育相談と参観

    県内の小学校、中学校、高等学校、県外の理科教

   育センターおよび学校等から、文書または来所によ

   り、理科実験法、施設、設備、材料等について63件

   の相談があり、参観は、28件280名)であった。

(3) 広  報

    本県、理科教育の向上を図る目的で理科教育に関

   する調査・研究から得た結果は

   1)所報  第19号〜第22号

   2)紀要  第6号

   3)長期研修生研究報告書

    を発刊し、小学校、中学校、高等学校、その他の

    機関に配布し、その普及につとめた。


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