教育年報1971年(S46)-044/255page
2) 大学の学生であった者が、小・中・高校等の教育職に
一定年限従事した場合、一部または全額免除される。
3) 大学院の学生であった者が、大学や特定の試験所、研
究所、文教施設で教育または、研究の職に一定年限従事
した場合、上記2)同様免除される。
(4) 奨学生の補導
本会の事業が国費で営まれでおり、奨学生の成績には社
会の期待がかかっていることを全員に自覚させるため、本
会と奨学生の関係を単に金銭的にとどめず、精神的なつな
がりをもたせ、充実した生活を送るよう種々の方法によっ
て補導している。これらの方法として「面接・相談・座談
会」 「学業成績・健康・生活状況の調査」 「成績不振者督
励」などを行ない、機関紙"育英"を発行している。
また、奨学生の外部組織として、卒業した奨学生によっ
て結成された「育英友の会」の全国的な組織があり、各支
部と一緒に活動している。
表1 日本育英会奨学生種別表
区分 学校別 採用別 応募学年 貸与月額 募集時期 備考 一般貸与奨学生 高等学校 通常 在学生 1年生 3,000 4月と9月 (1)は1〜3学年 2年生以上 1,500 (2)は4〜5学年 高等専門学校 〃 〃 (1) 3,500 4月と9月 (3)は修士課程 (2) 3,000〜※4,000 (4)は博士課程 大学 〃 〃 6,000〜※8,000 4〜5月と10〜11月 (5)は自宅外通学者 〃(通信教育) 〃 〃 (6) 35,000 適時 (6)は通信教育はスクーリングを受けた物 工業教員養成所 〃 〃 6,000 4〜5月と10〜11月 ※は私立大学に適用 養護教諭養成所 〃 〃 6,000 2〜3月頃 大学院 〃 〃 (3) 23,000 予約制度あり (4) 30,000 芸術専攻科 〃 〃 23,000 特別貸与奨学生 高等学校 通常 在学生 1年生 4,000 4月 2年生以上 3,000 〃 予約 中学校第3学年 4,000 4月 高等学門学校 〃 〃 4,500〜6,000 〃 (5) 6,000〜10,000 ※10,000〜※12,500 大学 〃 高校最高学年 8,000〜※11,000 4〜5月 (5) 12,000〜※17,000 〃(教育) 〃 〃 8,000〜※11,000 〃 (5) 12,000〜※17,000 工業教員養成所 〃 〃 8,000 (5) 12,000
(注) 1.応募は各学校を通じて行なう。
2.高等学校と特別貸与奨学生(予約)の採用は支部で行なう。
3.高専校、大学および他の奨学生については在学中の各学校で行なう。
表2 日本育英会による県内高等学校奨学生数および採用状況 (47.3.1 現在)
年度 種別 継続貸与 新規採用 採用合計数 奨学生総数 予約採用 1次採用 2次採用 追加 採用 出願 採用 出願 採用 出願 採用 人 人 人 人 人 人 人 人 人 人 45 一般貸与奨学生 851 64 35 100 86 63 61 2 184 1,035 特別貸与奨学生 699 440 251 117 116 30 30 5 402 1,101 計 1,550 504 286 217 202 93 93 7 586 2,136 46 一般貸与奨学生 512 - - 79 79 29 29 - 108 620 特別貸与奨学生 749 338 315 115 115 37 34 3 467 1,216 計 1,261 338 315 194 194 66 63 3 575 1,836
表3 日本育英会による予約奨学生の県内採用状況 (47.3.1現在〉
大学予約 大学特別奨学 教育特別奨学生(義務教員志望者) 出願 採用 出願 採用 補欠 計 人 人 人 人 人 人 435 213 137 135 2 137 311 227 167 128 26 154