教育年報1971年(S46)-125/255page
(2) 県主催の研修講座とその内容
1) 昭和46年度産業教育現代化講習会
ア.目 的
産業教育に関する現状を分析し、将来の方向につい
て研究協議を行ない、関係学科、科目担当教員の指導
力の向上に資する。
イ.期 日
農業、工業、家庭 12月1日体)〜2日(木)
商業 11月30日(火)〜12月1日(水)
ウ.研究主題 「学習指導法の改善」
エ.会場・参加者
部会 会場 参加者数
農 業 磐城農業高校 23名
工 業 勿来工業高校 21名
商 業 郡山商業高校 25名
家 庭 石川高等学校 40名
計109名
オ.講師・助言者、演題
(農業・工業) 福島大学教育学部 教授 工藤正悟
(商業) 郡山女子短期大学 教授 長谷川寿郎
(家庭) 福島大学教育学部 教授 高橋キヨ子
各教科関係担当指導主事 4名
2) 昭和46年度産業教育実習女子研修会
ア.目 的
産業教育の充実を期するため、学習指導および生徒
指導等の研修を行ない、実習助手(農業、工業)とし
ての資質の向上を図る。
イ.期日、会場
11月9日(火)〜10日(水) 会津農林高校
11月24日(水)〜25日(木) 郡山工業高校
ウ.参加者
農業 35名
工業 47名
工.講師・助言者、演題
須賀川市教育委員会教育長 渡辺春三
(実習助手の勤務態様について)
関係 指導主事
オ.研究協議題
「学習指導要領改訂に基づく実験・実習の指導にあた
りどのような配慮が必要か。」
2.文部省教育課程研究指定校(農業・家庭)
1) 趣 旨
高等学校における職業教育の改善充実をはかるため研
究指定校を設け、調査研究を委嘱する。
2) 研究期間
昭和46年度〜昭和47年度 2カ年
3) 指定校・研究主題
(農業) 磐城農業高等学校
主題 都市近郊地帯における農業高校の教育課程
の編成について
(家庭) 福島西女子高等学校
主題 家庭一般における消費者教育の指導につい
て。
4) 研究内容
第一年次は、主として実態調査を中心に実施し、研究
計画を立案した、
第8節 定時制・通信制教育
定時制・通信制の生徒は、逐年減少する傾向にあるが、そ
こで学ぶ必要のある勤労青少年のために、生徒の実態に応じ
た教育内容・指導方法を「くふう」しなければならない。
そのため、次の点に重点をおいて、担当教員の指導力を高
める努力をした。
○生徒の実態をふまえた学習指導を進めるには、どうすれ
ばよいか。
○指導内容の精選・構造化を図るには、どうずればよいか。
○生徒指導の効果をあげるには、どうずればよいか。
○適切な教育課程を編成し、機能的な管理、運営を図るに
は、どうずればよいか。
1.昭和46年度高等学校定時制・通信制教
育研修会
(1) 目 的
定時制・通信制の教育の諸問題について研究協議を行な
い、担当教員の資質の向上をめさし、授業の改善と充実を
図る。
(2) 期 日
昭和46年11月17日〜19日
(3) 会 場
福島県立福島中央高等学校
(4) 研究協議
「定時制・通信制教育における諸問題について」
助言者 高等学校教育課指導主事 小松原格
(5) 分科会研究協議
1) 第1分科会 教育課程
「改訂学習指導要領による教育課程の編成について」
助言者高等学校教育課指導主事 樫村五郎
2) 第2分科会 生徒指導
「○問題を持つ生徒に対する個別指導をどのように進めた
らよいか。
○生徒指導上、職場と学校との連携を図るにはどうした
らよいか。
○定通における生徒指導計画をどのように整備すればよ
いか。」
助言者 高等学校教育課指導主事 成田政栄
3) 第3分科会 理 科
「理科教育の現代化について」
助言者 高等学校教育課指導主事 大槻進
4) 第4分科会 英 語
「定時制・通信制高等学校の実態からみて、改訂学習指導
要領・外国語の趣旨を生かすには、どのような指導計画
を立てればよいか。」
助言者 高等学校教育課指導主事 早川俊一