教育年報1971年(S46)-201/255page

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育協会が設立され、従来の競技種目中心のほかに、広く一般

県民の体育、スポーツの振興を図るための組織が確立された。

またスポーツ少生団も 本来の目的に合致しない団や名のみ

で実際の活動の乏しかった団を解団させ、スポーツ少年団本

来の趣旨にふさわしい内容のものに組織を改めた。


 10.財団法人福島県体育協会の設立

 昭和45年5月15日、県体育協会理事会・評議員会において、

スポーツの高度化と大衆化の新しい社会情勢に対応するため、

組織を改め、財源を確立する方針を決定してから、昭和46年

12月3日の財団法人福島県体育協会設立発起人会まで、9度

の会議を重ねて、会の寄付行為等を検討し、昭和47年2月19

日、県教育委員会の正式認可を受けて発足した。昭和47年2

月21日は、県商工会館5階ホールにおいて、関係者100名が

出席して、発会式が行なわれた。会の概要は次のとおりであ

る。


(1) 組織・機構について

  財団法人福島県体育協会の組織は、次の図のとおりであ

 るが、その特性は、従前の競技力向上を主軸とした組織に、

 市町村体育協会、スポーツ少年団を加え、全県民の生涯ス

 ポーツの推進をはかったことである。

組織・機構について


(2) 基本財摩の造成計画

  同法人の基本財産を4,500万円と定め、この財産の生む

 果実(利子)によって会の財源の安定をはかり、充実した

 活動ができるようにした。

募金先 金額 備考
県費補助金 15,000千円 5,000千円×3ヵ年
加盟競技団体 15,000千円 5,000千円×3ヵ年
市町村会補助 10,000千円 3,000千円×2ヵ年
4,000午円×1ヵ年
一般募金 5,000千円  
45,000千円  

(3) 設立当初の役員について

  同法人の設立当初の役員は次のとおり決定された。

    財団法人福島県体育協会設立当初役員

                    (アイウエオ順)

会長(理事) 木村守江 (県スポーツ少年団本部長)
副会長(理事) 海野篤之 (県野球連盟会長)
三本杉国雄 (学識経験者)
須藤仁郎 (学識経験者)
鈴木博 (郡山市体育協会長)
  玉川春雄 (県高等学校体育連盟会長)
専務理事(理事) 大木昭一郎 (学識経験者)
阿部信義 (原町市体育協会長)
○内島良朗 (学識経験者)
○大和田弥一 (いわき市体育協会長)
神田久太郎 (県柔道連盟会長)
菊池四郎 (県庭球球会会長)
○菊池哲男 (学識経験者)
木ノ戸徳重 (県自転車競技連盟会長)
小山光紀 (県漕艇協会長)
小林七之助 (県スキー連盟会長)
佐藤達也 (福島市体育協会長)
○佐藤兼介 (学識経験者)
志賀秀正 (学識経験者)
鈴木喜政 (県陸上競技協会長〉
○瀬戸孝一 (県馬術連盟・県フェンシング協会長)
○瀬谷洋一 (県中学校体育連盟会長)
○浜島崇 (県バレーボール協会長)
○平子忠 (県サッカー協会長)
○山田貢 (学識経験者)
古川鉄夫 (会津若松市体育協会長)
○和田普 (学識経験者)
白石義夫 (学識経験者)
植木二郎 (県バスケットボール協会長)
鈴木存 (学識経験者)

○印は常務理事


 11.スポーツ傷害保険

 社会体育における事故発生の場合の保障制度として、昭和

46年4月よりスポーツ安全協会傷害保険制度が設けられた。

下表の資料1の加入者数の総計は全国の第7位である。資料

2は「加入団体と加入者数」と「加入者数類別」である。

  昭和46年度スポーツ傷害保険加入状況(46.1130)


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