教育年報1972年(S47)-126/285page
適性をは握するための問題点の解明に尽くした。
福島県立双葉高等学校
○指定 昭和46年度指定(2年継続、完成年度)
○研究主題
「生徒理解について」
「本校における資料収集とその活用」
○研究概要
客観的理解と自己理解を中心に、資料を収集し、
その整理活用についての具体的問題を多面的に究明
している。
福島県立飯坂高等学校
○指定 昭和46年度(2年継続、完成年度)
○研究主題 「生徒理解の方法と活用」
○研究概要
診断的、客観的な生徒理解の方法と実施した調査
・検査・面接の結果を個人についてまとめる方法的
研究
福島県立西会津高等学校
○指定一昭和47年度(2年継続)
○研究主題 「健全なる集団意識を育成する生徒指導は
どのようにしたらよいか。」
○研究概要
生徒の集団を多角的に分析し、個人の役割りと位
置づけを指導しながら、明るいムードを作りあげる
指導を、実践的に究明している。
福島県立塙工業高等学校
○指定 昭和47年度(2年継続)
○研究主題
「交通安全指導の研究」
「ホームルーム活動を主とした生徒指導」
○研究概要
実態調査・事例分析をとおして、問題点をまとめ、
生徒や保護者の関心を高めながら、指導の実践的方
法の研究を進めようとしている。
福島県立遠野高等学校
○指定 昭和47年度(2年継続)
○研究主題
「本校生の躾の実態と躾教育について」
○研究概要
アンケートや調査をもとに実態をは握し、生徒の
自律的な生活習慣や、生活規範を定着させるべくく
ふう・研究が進められている。
2.教科指導法研究学校
(1)目 的
本県県立学校生徒の学力向上を図り、各教科の学習指導に
関する研究をとおして、現職教育の充実をはかるべく、実践
的な研究を委嘱し、この点について深めるよう努力した。
なお、その研究成果を広く県内各校に普及し、生徒の学力
向上に資するよう「研究成果」を印刷し、各県立学校に配布
した。
(2)研究期間
昭和47年4月から昭和48年3月までの1年間
(3)研究学校、教科、科目数
10校、10教科、11科目
(4)研究主題
「各教科学習指導法の改善」
各学校・各教科(科目、)に共通するものとして・上記の主
題を設定し、実際の研究にあたっては、指定の目標に沿い、
各学校、各教科(科目)の実状に即し、具体的な小テーマを
設けて研究した。
(5)各校の研究教科(科目)および研究テーマ
1) 船引高等学校
国語
「漢字指導について」
2) 白河高等学校
社会
「授業のたしかめと考査の分析による授業診断につ
いて」
3) 小高工業高等学校
数学
「工業高校における応用数学の指導について」
4)・原町高等学校
理科
「思考過程・論理過程に重点をおく指導法の開発」
5) 若松女子高等学校
芸術(音楽)
「音楽の授業を現代化するためにAV機材の活用を
どうずればよいか」
6) 相馬高等学校
芸術(美術)
「芸術・美術学習におけるグループ制作活動の助長」
7)相馬農業高等学校
外国語(英語)
「本校における英語教育のあり方」
8)東白川農業高等学校
農業
「農業実習指導法の改善」
9) 二本松工業高等学校
工業
「電気実習・電子実習の指導法の改善」
10)喜多方商業高等学校
商業
「電子計算機一般」の学習指導について
11)勿来高等学校
家庭
「実践につながる効果的な学習指導」
”食品と選択の指導をとおして”
3.進路指導研究学校
(1)目的
生徒の適性、能力を的確には握し、進路の選択能力を
養うための実践的研究を行ない、高等学校における進路
指導の充実向上を期する。