教育年報1972年(S47)-205/285page
種 別 所 地 地 調査主体 担当者 期 間 備 考 縄文〜土師 西白河郡西郷村大字米子作田 西郷村教委 小滝利意 11月15日〜11月22日 高速国道関連土地改良事業 土師器 相馬市塚部字新城下地 相馬市教委 西徹雄 11月16日〜12月5日 工場用地造成 縄文集落跡 福島市飯坂町東湯野 県教委 加藤孝 11月20日〜12月19日 東北自動車道 弥生〜土師 いわき市勿来町四沢・伊勢林前 いわき市教委 馬目順一 12月1日〜12月17日 宅地造成工事 中世の城 喜多方市慶徳町新宮 喜多方市教委 鈴木啓 12月4日〜12月8日 県営ほ場整備 縄文住居跡 安達郡大玉村玉ノ井字山城 大玉村教委 渡辺一雄 12月18日〜12月26日 村道建設工事 土師散布地 西白河郡矢吹町・中畑・国神 矢吹町教委 永山倉造 12月26日〜12月28日 県営ほ場整備
5.文化財の普及・公開
(1)全国民俗芸能大会
1) ねらい
全国的にすぐれた民俗芸能を公開し、国民の理解と認
識を深める。
2) 期 日
昭和47年10月28日 昼夜2回公演
3) 場 所
日本青年館大ホール (東京都)
4) 出場団体
熊川の稚児獅子舞と民謡 (大熊町) 20名
5) 観覧者
約1,000名 満席で立見の人もいた。
(2)第14回北海道・東北ブロック民俗芸能大会
1) ねらい
すぐれた民俗芸能を公開し、一般の理解と認識を深め
るとともに、研究協議を行ない保護に資する。
2) 期 日
昭和47年9月10日
3) 場 所
札幌市民会館
4) 出場団体
上羽太の天道念仏踊 (西郷村)
5) 観覧者
約1,000名
(3)第22回県民俗芸能大会
1) ねらい
民俗芸能の公開を通じて、一般の理解を深めるととも
に調査・研究を行ない、保護の推進に資する。
2) 期 日
昭和47年10月5日
3) 場 所
霊山中学校体育館 (霊山町)
4) 出場団体
下大石の三匹獅子 (霊山町)
鹿島神社の太々神楽(白河市)
赤枝の彼岸獅子 (磐梯町)
柳橋の歌舞伎 (郡山市)
上手渡の牡丹獅子 (月館町)
赤宇木の田植踊 (浪江町)
石田の濫觴神楽 (霊山町)
5) 観覧者
約2,000名。超満員の観客で大好評。
(4)文化財指導者講習会
文化財に関する知識の普及と愛護精神の高揚をはかるた
め、文化財保護について指導的立場にある関係者の参集を
求めて、文化財に関する専門的事項ならびに技術的事項に
ついて講習を行ない、市町村における文化財保護行政の進
展をはかった。
1) 期 日
昭和47年10月12日・13日
2) 会 場
白河市中央公民館
3) 参加者
文化財保護行政を担当する市町村職員、市町村の文化
財調査委員またはこれに準ずるもの、小・中・高等学校の
教職員、文化財保存団体の関係者、 130人
4) 講習内容
ア、特別講演
「みちのくの古代史と文化財
福島県を中心に」
東北大学教授 高橋富雄
イ、講 義
「文化財保護行政の当面する諸問題」
文化課長 高木豊
「開発と埋蔵文化財の保護」
文化財主査 渡辺一雄
ウ、専門講義
「民俗芸能とその保存について」
早稲田大学教授 本田安次
エ、研究協議
「民俗芸能と民俗資料の保存について」
助言者 本田安次・鈴木啓
「市町村における文化財保護行政について」