教育年報1972年(S47)-206/285page

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    助言者  田中正能・目黒吉明・渡辺一雄

  オ、民俗芸能鑑賞

    郷渡の天道念仏さんじもさ踊り

    出 演  郷渡部落・八幡神社氏子

    解 説  本田安次

  カ、臨地指導

    史跡白河関跡、史跡名勝南湖公園、県史跡借宿廃寺

   跡、県史跡感忠銘、市史跡小峰城跡。

(5)文化財防火デー

  毎年1月26日を文化財防火デーと定めているが、県内で

 は次の19市町村で、防火訓練・防火診断・査察をおこなっ

 た。異色のものでは、白河では少年消防クラブ員108名が、

 消防自動車3台に分乗し、査察・講習を行ない、また下郷

 町では婦人消防隊による放水訓練を行なった。

  福島市・東和町・郡山市・三春町・白河市・表郷村・

 田島町・下郷町・只見町・会津若松市・河東村も喜多方市・

 塩川町・西会津町・会津坂下町・湯川町・柳津町・

 会津高田町・いわき市

(6)文化財保護強調週間

  11月1日から1週間であるが、県内では下記の行事がも

 たれた。

 1) 文化財の保護について

   FTV「茶の間の県政」 文化財主査 鈴木啓

 2) 「広報しんち」などの文化財広報活動。「古道写真展」

   「陶器展」「佐藤玄々遺作品展示」等の各種展示会。

   各種文化財の管理パトロール。

(7)文化財愛護地域活動

  文化庁では全国的に文化財愛護モデル市町村を指定し、

 文化財愛護地域活動の普及をはかっている。本県ではすで

 に「須賀川市」「会津若松市」「郡山市」が指定をうけた

 が、今年度は「三春町」が新たに指定をうけ、地域に即応

した活動を開始している。

 1) 文化財学習活動

  ア、文化財学級・講座

    1年(文化財入門学級)………婦人

    2年(歴史と文化財学級)………男女混成

    3年(文化財専門学級)………婦人

  イ、文化財学習を課程にとり入れている学級・講座

    青年学級1、青年教室1、高齢者学級4、婦人学級6、

 2) 文化財諸行事

   文化財映画会2回、展示会1回、郷土学習相談コーナ

  一。「三春の仏像展」

 3) 広報活動

   町広報への案内・解説登載。有線放送による特集番組

  放送。愛護標柱の設置。

 4) 愛護団体などの活動

 5)「おくのほそ道自然歩道」三春道の整備

(8)文化財公開施設

施  設  名 組 織 住  所
勿来美術館 財団法人 いわき市勿来
福島県文化センター歴史資料館 財団法人 福島市春日町
開成館 市立 郡山市
須賀川市立博物館 市立 須賀川市
福島市児童館郷土資料室 市立 福島市
郡山市児童文化会館 市立 郡山市
若松城天守閣内郷土博物館 市立 会津若松市
会津民俗館 個人 耶麻郡猪苗代町三城潟
奥会津民俗館 町立 南会津郡田島町
裏磐梯民芸館 個人 耶麻郡北塩原村剣ヶ峯
湖南民俗館 個人 郡山市湖南町館88
南郷村豪雪センター郷土資料室 町立 南会津郡南郷村
四倉史学館   いわき市四倉町

(9)文化財資料の刊行

出版資料名 規格 頁数 印刷部数 編集のねらい
福島県の金工品 B5 116 300 文化財基礎調査の一つで、県内金工品の台帳を整え、保存対策の資料とする。
関和久遺跡1 B5 34 300 史跡指定調として、予備調査を実施したものの報告
福島県の民俗分布図 A3 91 300 2年間にわたって調査したものを項目毎に分布図でまとめる。
福島県の民家(6西白・東白) B5 26 300 県南の代表的民家を将来に保存するための資料とする。
尾瀬の保護と復元4 B5 66 300 保護増殖事業の調査研究の内容をまとめる。
福島県の民俗芸能 A5 24 200 県内に遺存する代表的な民俗芸能の記録保存をはかる

(10)市町村の文化財保護条例制定の状況

1)

項 目 全県 県北 県中 県南 会津 南会 相双 いわき
市町村数 90 17 18 12 21 7 14 1
47年度制定市町村数 17 2 5 2 1 2 6 0
累計制定数 75 17 17 9 13 4 14 1
制定率 83.3 100 94.4 75 61.9 57.1 100 100

2) 47年度制定市町村名

県北 梁川町・東和町
県中 常葉町・岩瀬村・玉川村・平田村・浅川町    
県南 棚倉町・塙町
会津 新鶴村
南会 伊南村・南郷村
相双 浪江町・富岡町・楢葉町・大熊町・新地町・葛尾村
いわき  


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