教育年報1973年（S48）-098/273page

　本県のへき地教育振興会は、昭和25年県民の友愛精神か

ら発足し、以来20余年間の長きにわたり、へき地教育振興

のために多大の貢献をしてきた団体であり、今後は、さら

に密接な連絡提携のもとに協力体制を強化し、へき地教育

の振興を図る必要がある。

第7節　産業教育振興法補助事業

1.産業教育施設・設備の整備

(1)高等学校産業教育施設・設備等整備費

　　県立高等学校における産業教育のための実験実習施設、

　設備の整備については、福島県長期総合教育計画にもとづ

　きその促進を図った。

昭和48年度末の充実状況は、左記のとおりである。

学科＼区分	施設			設備
	基準面積	充実面積	充実率	基準金額	充実金額	充実率
	m2	m2	%	千円	千円	%
農業	113,129	53,713	47.5	846,593	483,430	57.1
工業	99,034	56,484	57.0	2,601,525	1,551,940	59.7
商業	20,266	12,242	60.4	320,248	238,196	74.4
水産	4,550	2,866	63.0	86,897	50,808	58.5
家庭	11,839	8,650	73.1	129,800	95,668	73.7
計	248,818	133,955	53.8	3,985,063	2,420,042	60.7

　昭和48年度実績内容は、次のとおりである。

1)　一般施設費………第8年次分

大学科名	学校名
農業(11校)	福島農蚕、岩瀬農業、白河農工、東白川農高、
	小野、耶麻農業、会津農林、田島、相馬農業、
	相馬農業飯館分校、双葉農業
工業(1校)	白河農工
商業(1校)	小高
家庭く1校)	耶麻農業

　工事費　　一般施設　　　　　437,896千円

　　　　　情報処理教育施設(改造費)

　　　　　　　　　　　　　　　7,205千円

　　　　　　　　　　　　　計445,101千円

　面積　一般施設　9,260m²

　　　　　(充実面積　　8,872m²　　充実率53.8%)

2)　一般設備費………第8年次分

大学科名	学校名
農業　(13校)	福島農蚕、岩瀬農業、白河農工、東白川農商、小野
	耶麻農業、会津農林、田島、磐城農業、双葉農業、
	相馬農業、相馬農飯館分校、安達東
工業　(12校)	福島工業、川俣、二本松工業、郡山工業、郡山西工業
	白河農工、塙工業、会津工業、喜多方工業、平工業、
	勿来工業、小高工業
商業　(7校)	福島西女子、福島商業、郡山商業、須賀川、白河、
	平商業、小高
水産　(1校)	小名浜水産
家庭　(10校)	郡山女子、東白川農商、船引、小野、猪苗代、
	耶麻農業、会津農林、四倉、相馬農飯館分校、安達東

　設備費　　一般設備　　　　　261,360千円

　　　　　　情報処理教育設備　　40,620千円

　　　　　　　　　　　　　　計　301,980千円

　　　　　　(充実金額　　　　　224,965千円)

　　　　　　(充実率　　　　　　　　60.7%)

3)設備更新費

　　昭和27〜32年度に整備した産振設備で、老朽または破

　損がはなはだしく使用に耐えない設備について、次のと

　おり更新整備を図った。

大学科名	学校名
農業　(8校)	福島農蚕、白河農工、東白川農商、小野、会津農林
	田島、相馬農業、相馬農業飯館分校
工業　(7校)	福島工業、川俣、郡山工業、白河農工、会津工業、
	喜多方工業、平工業
商業　(2校)	喜多方商業、平商業

更新設備費　　　　　　　47,400千円

2.普通科等家庭科設備の充実

　県立高等学校の普通科等家庭科教育実験実習設備につい

て、次のとおり整備した。

学科名	学校名
普通	飯坂、保原、川俣、本宮、須賀川、白河女子、棚倉、
	石川、喜多方女子、川口、内郷、富岡、相馬女子、
	いわき中央
事務	郡山商業
電子	塙工業

設備費　　　　　　　　　　　6,600千円

学科名	学校数	昭和48年度末		充実率
		基準金額	充実金額
普通科	38	125,371	90,180	71.9
農業科	1	3,530	1,793	50.8
商業科	6	18,757	13,573	72.4
工業科	2	6,052	3,408	56.3
計	47	153,710	108,954	70.9

3.中学校産業教育設備の充実

　中学校産業教育設備について、次のとおり充実整備がな

された。