教育年報1973年（S48）-105/273page

けいを密にし、協力体制の確立に留意する。

6.公立高等学校入学者選抜

(1)基本方針

　昭和49年度福島県公立高等学校の入学者選抜は、下記の基

本方針により実施した。

　1)調査書その他の必要書類ならびに選抜学力検査等を資

　　料として、高等学校教育を受けるに足る資質と能力を判

　　定して選抜する。

　2)調査書は選抜に当たりじゅうぶん尊重しうるよう厳正

　　公平に作成し、審査に当たっては、学力検査の成績と同

　　等に扱い、厳正に処理する。

　3)学力検査実施教科は国語、社会、数学、理科、外国語

　　(英語)の5教科とする。

　　　なお、英語のヒヤリングは5年目となる。

　4)　学力検査問題の出題に当たっては、中学校教育のいっ

　　そうの正常化を図ることを基本とし、学習指導要領に示

　　された内容から基本的な事項を精選して出題するようにする。

(2)入学者選抜関係日程

　　5月4日　公立高等学校入学者選抜対策会議

　　11月29日　49年度入学者募集定員決定

　　10月30日〜11月1日　要項説明会

　　　　　　　県北、県中、県南、会津、南会津、いわき、

　　　　　　　相双、7地区

　　2月12日〜2月15日　願書受付

　　2月19日〜2月22日　志願先変更

　　3月1日〜3月5日　調査書提出

　　3月16日　学力検査　3月19日　合格者発表

　　3月23日〜27日　再募集願書受付

　　3月29日　再募集学力検査

　　3月30日　再募集合格者発表

　　2月12日〜4月20日　通信制課程願書受付

(3)志願者数・合格者数

　志願者数は昭和49年3月1日現在、合格者数は昭和49年3

月19日現在、再募集の志願者数、合格者数、昭和49年3月31

日現在の調査による。

全日制

学科	定員　(A)	志願者数　(B)			合格者数			倍率　(B/A)
		男	女	計	男	女	計
普通科	14,676	7,929	9,404	17,333	6,454	8,166	14,620	1.18
農業科	1,864	1,662	460	2,122	1,456	335	1,791	1.14
工業科	3,286	3,799	300	4,099	3,054	229	3,283	1.25
商業科	2,834	1,678	1,755	3,433	1,374	1,460	2,834	1.21
水産科	160	181	0	181	160		160	1.13
家庭科	1,337	0	1,668	1,668		1,333	1,333	1.25
理数科	160	190	0	190	160		160	1.19
合計	24,317	15,438	13,588	29,026	12,658	11,523	24,181	1.19

定時制　　(　)内は再募集後の最終集計

学科	定員　(A)	志願者数　(B)			合格者数			倍率　(B/A)
		男	女	計	男	女	計
普通科	764	277	334	611	208	301	509	0.80
		(352)	(391)	(743)	(274)	(354)	(628)	(0.97)
農業科	160	80	44	124	79	42	121	0.78
		(96)	(64)	(160)	(94)	(62)	(156)	(1.00)
工業科	380	215	1	216	193	0	193	0.57
		(292)	(1)	(293)	(263)	(0)	(263)	(0.77)
商業科	160	25	25	50	22	26	48	0.31
		(91)	(47)	(138)	(75)	(48)	(123)	(0.86)
家庭科	100	0	103	103	0	98	98	1.03
		(0)	(103)	(103)	(0)	(98)	(98)	(1.03)
合計	1,564	597	507	1,104	502	467	969	0.71
		(831)	(606)	(1,437)	(706)	(562)	(1,268)	(0.92)

別　科　　(　)内は再募集後の最終集計

学科	定員　(A)	志願者数　(B)			合格者数			倍率　(B/A)
		男	女	計	男	女	計
産業科	175	108	0	108	90	0	90	0.62
		(133)	(0)	(133)	(111)	(0)	(111)	(0.76)

第2節　現職教育計画

　教職員の資質の向上に関する本県教職員の現職教育は、文

部省、県教育委員会主催のものをはじめ、各種研究団体のも

のなど、数多く実施された。そのうち、他の節に掲載された

ものを除いて、各種の講習会、講座、研究論文募集、海外教

育事情視察派遣等についてその概略を述べる。

　1.教職員等中央研修講座

　校長・教頭・中堅教員等に対し、学校の管理運営、学習指

導などの諸問題について、それぞれの職務に必要な研修を行

い、その識見を高め、指導力の向上を図ることを目的とする。

(1)主　　催　文部省

(2)会　　場　次の3会場を移動し実施する。

　1)オリンピック記念青少年総合センター

　2)国立中央青年の家

　3)国立教育会館

(3)日程および参加者

　◇　校長・教頭研修講座

　1)第1回　6月19日〜7月10日

　　　岩代町立小浜小学校長　　三瓶善治

　　　矢吹町立矢吹小学校長　　深谷義行

　　　二本松市立原瀬小学校教頭　　遠藤康代

　　　坂下町立坂下小学校教頭　　　佐藤文一

　2)第2回7月13日〜8月3日

　　　福島県立小高工業高等学校校長　山内正弥

　　　福島県立大沼高等学校校長　　　　佐竹俊彦

　　　福島県立安積高等学校校教頭　　大久保吉雄

　　　福島県立福島西女子高等学校教頭　海野清瀬