教育年報1973年(S48)-236/273page
3.長期給付事業
昭和48年度の長期給付関係の執行状況は、次のとおりであ
る。
(1)退職年金について
1)年金の進達件数
進達件数は、次のとおりである。
退職年金 減額退職年金 通算退職年金 廃疾年金 遺族年金 計 320件 14件 5件 5件 64件 408件
2)年金額の改定
昭和48年度における「昭和42年度以後における地方公
務員等共済組合の年金の額の改定等に関する法律等の一
部を改正する法律」等の関係法律は、9月1日公布され、
10月1日から施行された。
その主な内容は次のとおりである。
ア.年金年額め増額
昭和46年度および昭和47年度における公務員給与の
改善率11.7%および10.5%に基づいて、昭和45年度以
前の退職に係るものについては23.4%、昭和46年度の
退職に係るものについて10.5%それぞれ増額する。
イ.70才以上の老齢者、妻子等に対する優遇措置
長期実在職した70才以上の者の退職年金等、並びに
70才以上の者および70才未満の妻、子又は孫が受ける
遺族年金について、その仮定俸給を4号俸を限度とし
て引上げ、これに上記アの率を乗じ年金額を改定する。
ウ.その他の主な改正
(ア) 退職年金、廃疾年金および遺族年金の最低保障額
の引き上げ。
(イ)外国特殊機関職員期間の通算要件の緩和。
(ウ)教育公務員の勤続加給条件の緩和。
(エ)準教育職員期間の完全通算
(オ)遺族年金の受給資格年限を1年にするとともに組
合員期間10年未満の者の配遇者が遺族に該当するた
めには、生計維持関係を具備する必要があること。
(カ)掛金未納期間についても、当該期間が一定の要件
に該当する場合には、条例職員期間又は旧長期組合
員期間に該当するものとする。
(2)退職一時金について
支部が決定した退職一時金の給付概況は、次のとおり
である。
退職一時金 遺族一時金 計 155件 1件 156件 24,537,080円 227,605円 24,764,685円
4.恩給および退職手当
(1)恩給の支給および受給者の管理
昭和48年度において、恩給等の裁定を受けた者および死
亡その他の事由で恩給権を失った者の概数は次のとおりで
である。
恩給種別 裁 定 失権 普通恩給 0人 78人 扶助料 32 45 退際料 0 2 遺族扶助料 0 0 計 32 125
昭和47年度における支給人員及び支給額の概数は次の
とおりである。
学校種別 普通恩給 扶助料 退隠料 遺族扶助料 計 人員 金額 人員 金額 人員 金額 人員 金額 人員 金額 人 円 人 円 人 円 人 円 人 円 小学校 1,468 542,453,752 788 154,800,978 35 9,931,223 4 510,122 2,295 707,696,076 中学校 401 198,041,912 142 33,997,506 23 6.273〜359 4 427538 570 238,740,315 盲ろう学校 2 832,387 6 1,946,633 1 45,725 - - 9 2,824,745 高等学校 - - - - 9 3,378,135 3 593,199 12 3,971,334 教育委員会その他 53 14,337,086 37 5,878,610 3 ,625,781 2 228,672 95 21,070,149 計 1,924 755,665,137 973 196,623,727 71 20,254,223 13 1,759,531 2,981 974,302,618