教育年報1974年(S49)-123/303page

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 第3節教育課程

 教育課程は、小・中・高等学校とも完全に実施され、学習

指導要項の趣旨についても、その徹底が図られた。

 なお、教育課程実施に伴う指導上の諸問題を研究し、その

解明を図って教職員の指導力の向上に資すんため、小・中学

校では教育研究協議会を実施した。

〔義務教育課〕

 1 小学校教育研究協議会

(1)目的

  小学校教育における当面する教育課程実施上の諸問題に

 ついて、組織的な研究を行い、その結果をもとに研究協議

 し、小学校教育の充実を図るとともに、教職員の指導力の

 向上に資する。

(2)主催

  福島県教育委員会、福島県小学校教育研究会

  関係市町村教育委員会

(3)期日

 1)地区研究協議会  7月24日〜25日

 2)県研究協議会 部会ごとに定める(別表2)

(4)会場

 1)地区研究協議会 県内16地区

 2)県研究協議会  4方部12会場

(5)参加者

  国・公・私立の小学校教員

(6)指導助言者

 指導主事、指導委員・校長・教諭等

(7)研究主題

 1)国語

  文章を正しく、味わい深く読み取らせるには、どう指

 導すればよいか。

 2)社会

  一人一人の児童に探究する力を育てるには、授業をど

  う改善したらよいか。

 3)算数

  数量関係の指導で、日常の事象を数理的にとらえ、筋

 道を立てて考える能力や事度を育てる指導は、どのよう

 にすればよいか。

4)理科

  基礎学力充実のための効果的な指導は、どのようにし

 たらよいか。

5)音楽

  創造的な表現力を伸ばす指導力を、どうするか。

6)図画工作

  描く力、作る力をつける指導は、どうあればよいか。

7)家庭

  家庭の領域を中心とした実践的態度を育てるための学

 習指導は、どのようにすればよいか。

8)体育

   体力の向上を図る学習指導は、いかにあるべきか。

9)道徳

   道徳性を高めるための授業の組織化を、どのようにす

  ればよいか。

10)特別活動

  ア 人間関係を大切にした学級指導の計画とその展開を

   どうしたらよいか。

  イ 実践力を発揮させる学級会活動をどうしたらよいか。

11)教育評価

   児童の創造性(創造力)をどのように評価

   すればよい

12)視聴覚教育

   豊かな人間性の育成を目指す学習指導の効率を高める

  ために、視聴覚教材・教育機器をどう組織したらよいか。

(8)参加者数

 1) 地区研究協議会  (別表1参照)

 2) 県研究協議会   (別表2参照)

 2 中学校教育研究協議会

(1)目的

  中学校教育における当面する教育課程実施上の諸問題に

 ついて、組織的な研究を行い、その結果をもとに研究協議

 し、中学校教育の充実を図るとともに、教職員の指導力向

 上に資する。

(2)主催

  福島県教育委員会  福島県中学校教育研究会

  関係市町村教育委員会

(3)期日

 1) 地区研究協議会  8月6日〜7日

 2) 県研究協議会   10月8日〜9日

(4)会場

 1) 地区研究協議会  県内16地区

 2) 県研究協議会   会津若松市

(5)参加者

  国・公・私立の中学校教員

(6)指導助言者

  指導主事、指導委員、校長、教諭

(7)研究主題

 1)国語

  国語科の本質にねざした学習の効率化を図るための指

  導を、どのようにしたらよいか。

  ○ 表現力を高めるための書くことの指導のあり方

 2)社会

  社会科の特質を踏まえた授業を創造するにはどうすれ

  ばよいか。

  ○ 効果的な授業の展開

 3)教学

  数学科の本質に迫る効果的な授業を展開するには、ど

 のようにしたらよいか。

  ○ 個別化のための効果的な指導法の追求

4)理科

  探究の過程を通して、科学の方法を身につけさせるた

 めには、どのように指導すればよいか。


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