教育年報1974年(S49)-158/303page
第14節 学校図書館
1 概 要
学校図書館か持つ「情報・資料センター」としての役割を
重視し、多角的に経営しようとする動きが目だって来た。こ
のため、「学校図書館の利用指導」及び「読書指導」につい
て実践・研究する学校が多くなり、かなりの成果をおさめて
いる。
しかし、こうした動きの反面には、学校図書館が努力しな
ければならない本来の業務、施設・設備、蔵書資料等の整備・
充実に対して、力を省く傾向も見られ、学校図書館運営上の
一つの問題点となっている。
また、図書館運営を効率的にしようとする立場から、司書
及び司書教諭の配置を望む声も県内に高まっており、学校図
書館法の改正を訴える動きも活発である。
2 第25回福島県学校図書館研究大会
(1)趣 旨
調和のとれた人間形成のために、学校図書館の果たす役
割は大きい。そこで、福島県学校図書館協議会は学習セン
ターとしての学校図書館のあり方、資料の組織化、運営の
合理化等について研究に取り組み、教育課程の展開に寄与
し、豊かな人間形成のために寄与したい。
(2)研究主題
教育課程の展開に寄与す、豊かな人間形成のために学校
図書館はいかにあるべきか。
(3)主 催 福島県学校図書館協議会
会津若松市教育委員会
(4)期 日 昭和49年10月29日〜30日
(5)会 場 会津若松市立神指小学校
会津若松市立神指中学校
(6)講 師 福島大学教授 菅野宏
(7)内 容
1) 分科会テーマ
ア、第1分科会 「学校図書館の管理と運用」
イ、第2分科会 「読書指導」 (小学校)
ウ、第3分科会 「読書指導」 (中学校・高等学校)
エ、第4分科会 「学校図書館の利用指導」
オ、第5分科会 「学校図書館における司書の役割」
2)全体会
ア、講 評 義務教育課指導主事 大堀敬之
イ、講 演 「奥の細道について」
福島大学教授 菅野宏
3 学校図書館研究協議会
(1)目 的
小学校、中学校及び高等学校の学校図書館運営に関する
諸問題について研究協議し、教育課程の効果的な実施に資
する。
(2)主 催 文部省
(3)期 日 昭和49年11月20日〜21日 2日間
(4)会 場 オリンピック記念青少年総合センター
(5)参加者
伊達郡桑折町立睦合小学校長 佐藤弘
福島市立福島第三中学校教諭 松渕四郎
福島県立会津高等学校教諭 長嶋恒義
第15節 教育研究団体
1 福島県公立幼稚園教育研究会
(1)財政及び組織の状況
役職名 氏名 在勤校 会員数昭和49年度
決算額左のうち
県費補助額会長 設楽貞夫 福島市立清明幼稚園 660人(決算見込額) 200,000円 副会長 原則文 猪苗代町立猪苗代幼稚園 584,000円 同 和地謙 郡山市立安子島幼稚園 監事 臼岩重夫 都路村立古道幼稚園 同 武藤成能 喜多方市立第一幼稚園 理事 遠藤善一郎 霊山町立石田幼稚園 同 竹内央 鏡石町立鏡石幼稚園 同 円谷泰秋 泉崎村立泉崎幼稚園 同 佐藤文美 下郷町立下郷幼稚園 同 高木良枝 楢葉町立楢葉幼稚園 同 米本恒久 いわき市立すずかけ幼稚園 委員 渡辺政三(福島二幼) 遠藤愛子(飯坂幼) 同 遠藤善一郎(石田幼) 吉田ノフ(川俣幼) 同 尾形智秀(上川崎幼) 今村節子(東和・針道分園)