教育年報1974年(S49)-279/303page

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福島県教育センター

 第1節 概   要

 福島県教育センターは、新しい時代の要請にこたえるため、

昭和46年4月1日に設置された。これは、従来の県教育研究

所、県理科教育センターを統合して発足したものであり、そ

の沿革は、昭和23年11月20日に設置された福島県教育研究所

の時代にさかのぼる。

 昭和49年度は、従来の実績を踏まえ教育の振興・充実を図

るため、下記の事業を実施してきた。

1 教育関係職員の研修事業

2 教育に関する専門的、技術的事項の調査研究事業

3 情報処理教育に関する事業

4 教育相談に関する事業

5 教育に関する図書及び資料の作成、収集、活用に関する

 事業

6 福島県教育史及び教育資料集編さんに関する事業

 これら事業の実績については、第2節以下のとおりである

が、事業推進のための組織は、次のとおりである。

 1 組織

組織

 2 施設・設備の概要

(1)施設の整備

昭和49年度の整備状況は、次のとおりである。
建物名・構造規模 延べ面積 しゅん工年月日
第一とう(本館) 4.3657m2 昭和46年3月31日しゅん工
鉄筋造り地下1階
地上5階建て
第2とう(理科とう) 1,590m2 昭和40年7月30日しゅん工
鉄筋造り4階建て
第3とう(情報処理とう) 1,073m2 昭和46年3月29日しゅん工
鉄筋造り2階建て
宿泊とう 2,112m2 昭和46年6月20日しゅん工
※昭和47年9月30日増築の渡り廊下164m2を含む
鉄筋造り4階建て
車庫、焼成室等 65m2  

1) 宿泊とう集会室の冷房設備工事

  研修者の宿泊する第4とうは、年次計画で夏期の冷房

 を計画したが、本年度は、集会室の33畳を実現した。こ

 れで研究生のミーティングや集会が円滑に行われるよう

 になった。経費は、1.540千円である。

2)運動場の整地工事

  運動場は、651m2と宿泊とう周国砂利敷、725m2の経費は、

 746m2である。これも研修生の小運動場として活用が今

 後期待される。なお、研修生用駐車場も整備した。

3)研修生記念樹園の設置

  県内の研修の生生がたの御協力により、宿泊とうの北

 側に、研修生の記念樹園を作った。白樺、ヒマラヤシー

 ダーをまじめ、五月寮にちなんで、さつき植樹も行った。

4)芝生張り

  情報とう入口(第3とうの西側)には、昨年の植樹に

 引き続いて、本年度は、芝生を279坪を張りめぐらして

 て、いっそう環境の美化を図った。

5)国旗・県旗の掲揚塔の移設並びに新設等

  当センターの屋上には、従来、国旗掲揚塔が一本完成

 していたが、これに県旗掲揚塔を新設して、常に国旗と

 県旗が掲揚されるようになった。

  また、本館をはじめ各とうの漏水工事、非常階段の塗

 装工事等を含め、建物、設備等に対する整備を行った。

 費用は、合計176万円である。

6) その他の外部環境の整備

  従来からの懸案であった庭園樹の植樹138本、教育セ

 ンターの門標、門ぴ、西側境界の擁壁、フェンス取り付

 け工事128mも完了した。総経費4,073千円で、着々と

 環境が整備されつつある。


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