教育年報1975年(S50)-065/303page

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 1) 死亡、不具、廃疾等により返還能力を失ったときは、

  申請により返還を免除される。

 2) 大学の学生であった者が、小・中・高校等の教育職に

  一定年限従事した場合、一部又は全額免除される。

 3) 大学院の学生であった者が、大学や特定の試験所、研

  究所、文教施設で教育又は、研究の職に一定年限従事し

  た場合、上記2)様免除される。

(4) 奨学生の補導

  本会の事業が国費で営まれており、奨学生の成績には社

会の期待がかかっていることを全員に自覚させるため、本

会と奨学生の関係を単に経済的なものにとどめず、精神的

なつながりを持たせ、充実した生活を送るよう種々の方法

によって補導している。これらの方法として「面接・相談

座談会」 「学業成績・健康・生活状況の調査」 「成績不振

者督励」などを行い、機関紙"育英”を発行している。

 また、奨学生の外部組織として、卒業した奨学生によっ

て結成された「育英友の会」の全国的な組織があり、各支

部とともに活動している。

表1 日本育英会奨学生種別表

区分 学校別 採用別 応募学年 貸与月額 募集時期 備考
一般貸与奨学生 高等学校 通常 在学生 3,000〜※4,000 4月と9月 (1)は1〜3学年 (2)は4〜5学年
高等専門学校 (1)3,500〜※5,000 (2)6,000〜※8,000 4月と9月 (3)は自宅外通学者
大学 6,000〜※11,000 4〜5月と10〜11月 (4)通信教育は
スク―リンクを
受けたもの
〃(通信教育) (4)46,000 適時 ※は私立に適用
養護教諭養成所 6,000 4〜5月  
大学院(修士課程) 32,000    
〃(博士課程) 42,000 4月  
芸術専攻科 32,000 (予約制度あり)  
特別貸与奨学生 高等学校 通常 在学生 4,000〜※6,000 4月  
予約 中学校第3学年 4,000〜※6,000 4月  
高等専門学校 (1)   4,500〜※7,000 4月   
(3)6,000〜※9,000  
(2)  8,000〜※12,000  
(3)12,000〜※16,000  
大学 高等学校最高学年 8,000〜※15,000 4月  
(3)12,000〜※23,000  
〃(教育) 8,000〜※15,000 4月  
(3)12,000〜※15,000  

(注) 1 募集は各学校を通じて行う。

   2 高等学校と特別貸与奨学生(予約)の採用は支部で行う。

   3 高専校、大学及び他の奨学生については在学中の各学校で行う。

表2 日本育英会による県内高等学校奨学生数及び採用状況                  (51.3.1現在)



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