教育年報1975年(S50)-132/303page
3 高等学校教育課程研究会議
(1) 目 的
昭和46年度以降、高等学校教育課程研究会議は、教育課
程に関する諸問題を種々の面から検討してきたところであ
るが、これらの研究成果をふまえ、さらに、研究を発展さ
せ、高等学校教育の適正な運営を図るため今年度の高等学
校教育課程研究会議を設置する。
(2) 任 務
研究会議は次の任務を行う。
1) 高等学校教育課程に関する諸調査並びに資料の収集
2) 高等学校教育課程実施上の諸問題の研究
(3) 本年度の研究
1) 研究テーマ
教育課程実施上の諸問題
2) 研究テーマ設定の趣旨
昭和48年度から学年進行によって、改正学習指導要領
を基準とした教育課程が実施され、本年はその完成年度
にあたる。過去2年間を省みて、教育課程実施上の諸問
題を検討し、今後の教育課程の編成及び実施の一助とす
る。
(4) 委 員
委員は、県立学校の校長、教頭、教諭の中から、次の通
り委嘱した。
氏名 職名 勤務校 備考 赤津千町 校長 福島女 委員長 根元虎雄 〃 福島工 副委員長 渋谷芳明 教諭 安積 国語 金木敏夫 教頭 安達 社会 安原滋 教諭 福島 数学 入道正 〃 保原 理科 明石豊 〃 湯本 美術 渡部康夫 〃 安積女 音楽 瀬倉清助 教頭 川俣 保健体育 知々田富雄 〃 会津女 英語 斎藤安俊 教諭 会津農 農業 黒田弘之 教頭 郡西工 工業 白石不二彦 〃 郡山商 商業 川島里津 教諭 福西女 家庭 宗像列郎 〃 福島商 生徒指導 斎藤信夫 教頭 福島中央 定通 菅野順一 教諭 県立聾 特殊
(5) 実施状況
第1回 6月23日(月)
趣旨日程の説明、研究事項の協議分担
第2回 7月15日(火)
研究事項の検討、資料の整理
第3回 10月9日(木)
研究成果の集約及び答申
第4節 学力向上対策
〔義務教育課〕
学力向上を重点目標として、教育条件の整備に努めるとと
もに、研究学校の指定等による学習指導の改善・充実に努力
した。
その内容は、次のとおりである。
1 教材研究協議会
(1) 目 的
本県児童・生徒の学力向上を図るため、教科の本質に即
した教材研究のあり方について研究協議し、学習指導の改
善充実に努力してきた。
(2) 主 催 福島県教育委員会
(3) 期 間 2日間
(4) 期日・会場
管内 地区 期日 教科 会場 県北 福島 11月11・12日 音楽 福島四小 安達 5月28・29日 図画工作 二本松南小 県内 東白 11月25・26日 家庭 塙小 会津 北会 11月19・20日 社会 河東小・中 南会津 5月28・29日 音楽 田島小 相双 双葉 5月28・29日 家庭 富岡一小 いわき 11月11・12日 国語 平一小・一中
(5) 主な研修内容
1) 講 義
ア、 教材研究の進め方
イ、 学習指導法
2) 演習、実技、研究協議
ア、 教材研究
イ、 実技研修
ウ、 授業研究
2 各種研究指定校(地区)の委嘱
本県児童・生徒の学力向上と豊かな人間形成に資するため
本年度も教育課程研究指定校(9校)、地域教育研究開発地区
(2地区)を指定し、その研究を深めることに努力した。
(1) 教育課程研究指定校
1) 目 的
小・中学校における教育課程の編成実施上の問題につ
いて調査研究を行い、もって本県小・中学校教育の改善
・充実に資する。
2) 運 営
ア、 過去における学習指導研究指定校の研究成果を十分
に取り入れ、効率的な運営に努める。
イ、 学校経営全般にわたって診断を行い、問題点のは握