教育年報1975年(S50)-138/303page
(2) 県立特殊学校
1) 参加生徒数 143人 参加率 98.6%
2) 行 先 奈良・京都3校 (高等部)
東京・仙台 4校(小・中学部)
3) 泊 日 数 高等部 4泊5日
中学部 2泊3日 1泊2日
小学部 1泊2日
4) 必要経費
高等部平均額 40,809円
中学部平均額 14,408円
小学部平均額 9,685円
5) 引率責任者
学校長 4名 教 頭 3名
第7節 幼稚園教育
幼稚園教育の拡充、振興のための施策の推進と、市町村教
育委員会の努力により、公立幼稚園数を185園、県の就園率
を67.8%(全国平均就園率63.5%)にまで引上げることがで
きた。
しかし、幼稚園未設置町村の解消、幼稚園の著しく不足し
ている町村の設置促進、教育内容の充実、教職員の資質な
ど、今後とも努力しなければならない問題も数多く存在す
る。
本年度は、市町村教育委員会並びに福島県公立幼稚園教育
研究会の協力を得て、次の事業を実施した。
1 幼稚園教育課程研究集会
(1) 目 的
幼稚園における教育課程の編成及び実施並びに指導上の
諸問題について研究協議し、教職員の指導力を高め、もっ
て幼稚園教育の充実振興を図る。
(2) 主 催
福島県教育委員会、福島県公立幼稚園教育研究会
(3) 会 場
県北、県中、県南、会津、相双、いわきの6地区
(4) 期 日 昭和50年10月23日
(5) 研究主題 (福島県分担主題)
A 指導のねらいの年齢段階に応じた具体化と、それに即
した経験や活動について次の事項を例にして研究する。
(1)いろいろな方法で歩く、走る、とぶなどの運動をし
て遊ぶ。(「幼稚園教育要領」第2章の領域「健康」2
の(1))
B 望ましい経験や活動の特質と教育的意義及び各年齢に
応じた指導のねらい、内容の程度、指導法について次の
事項を例にして研究する。
(2) 童話 (「幼稚園教育指導書一般編」第4章第8節)
(6) 参 加 者 707名 (6地区合計)
2 幼稚園教育課程研究発表大会
(1) 目 的
昭和50年度幼稚園教育課程都道府県研究集会の研究成果
を発表交換し、幼稚園の教育課程の実施に伴う指導計画の
作成及び指導上の諸問題を全国的規模において研究協議し
幼稚園教育の振興充実を図る。
(2) 主 催 文部省
(3) 期 日 昭和51年2月12日〜14日
(4) 会 場
総会砂防会館ホール (東京都千代田区平河町)
分科会 オリンピック記念青少年総合センター
(5) 参 会 者
A一(1) 須永秀子(福島第二幼稚園教諭 発表者)
〃 宮沢貢(郡山市富田幼稚園長)
〃 池田恵子(飯坂幼稚園教諭)
A一(2) 関本道子(福大附属幼稚園教諭)
〃 菅野信一(県北教育事務所指導主事)
B一(1) 佐藤千恵(熱海幼稚園教諭)
〃 安斎富美子(福島文化幼稚園教諭)
B一(2) 井上サイ子(磐崎幼稚園教諭)
〃 丹野さよ子(睦合幼稚園教諭)
3 幼稚園教育指導者講習会(実技)
(1) 目 的
幼稚園教育要領に示された6領域のうち、「健康」につ
いて実技に関する指導力を高め、もって幼稚園教育の振興
充実に資する。
(2) 主 催 文部省、福島県教育委員会、郡山女子大学
(3) 会 場 郡山女子大学 (郡山市開成3-25-2)
(4) 期 日 昭和50年7月21日〜27日
(5) 受 講 者 57名
(6) 内 容
教職に関する専門科目
付与単位 保育内容の研究(健康) 1単位
(7) 講 師
郡山女子大学教授 須藤春一
郡山女子大学講師 須田良子
4 東部地区幼稚園教育指導者講座
(1) 趣 旨
幼稚園における教育課程及び指導上の諸問題について、
講義、研究協議を通じて指導主事並びに指導的立場にある
園長、教諭の指導力を高め、幼稚園教育の改善充実に資す
る。
(2) 主 催 文部省、宮城県教育委員会
(3) 期 日 昭和50年10月7日〜9日
(4) 会 場 宮城県総合福祉センター、勾当台会館
(5) 研究協議の内容
第1分科会
年間計画の作成とその実施に当たっては、どのような
配慮やくふうが必要か。
第2分科会
幼児に経験や活動を効果的に営ませるためには、どの
ような指導の方法が適切か。またその実施に当たってど
のような配慮やくふうが必要か。