教育年報1975年(S50)-181/303page
社会性の発達を図ることがたいせつである。そのため、青年
の学習活動を拡充整備するとともに集団活動の育成助長に努
めてきた。
青年学級・教室等については、勤労青年の生活実態をは握
し、それを学級・教室の運営に反映させるため、都市勤労青
年教育振興協議会及び青年教育研究協議会を設置して調査研
究を進めてきた。
また青年学級の適正な運営に資するため県内3学級に研究
青年学級を委託し、その成果の波及に努めた。
青年団体の育成については、自主的・積極的に地域社会と
密着した組織活動を促進させるため、青年団体指導者研修会
(中級)や青少年教育実技指導者研修会等の研修会を開催し
指導者の養成と資質の向上に努めた。
今後は、都市集中化の傾向の強い勤労青年に対して、都市
部における学習機会の拡充整備と健全な集団活動の育成助長
に努めてゆきたい。
2 少年教育研究協議会
(1) 趣 旨
子供会等少年団体育成関係者並びに少年教育関係者の参
集を得て、少年の学校外生活をとおして望ましい成長を図
るための諸問題について研究協議を行い、社会教育におけ
る少年教育の振興充実に資する。
(2) 期日・会場・参加者数
対象地区 期日 会場 参加者数 県北
県中・県南
会津・南会津
相双・いわき昭和50年6月10日
昭和50年5月14日
昭和50年7月2日
昭和50年5月20日
保原町中央公民館
船引町公民館
会津坂下町老人福祉センター
相馬市立中村第一小学校110名
114
128
107
(3) 講師・助言者
1) 講 師
県北会場 県教育庁社会教育課長 佐藤利三郎
県中会場 郡山市立小原田中学校長 佐久間守勝
会津会場 郡山女子大学講師 国馬善郎
相双会場 福島県海浜青年の家次長 小山田憲司
2) 助 言 者
県教育庁社会教育課員
県北・県中・会津・相双各教育事務所社会教育主事
開催地市町村教育委員会事務局職員
(4) 参加対象
1) 子供会育成会員
(2) 青少年団体育成指導者・PTA関係者・児童福祉関係
者・青少年育成県民運動関係者
3) 市町村青少年教育行政担当者及び公民館等青少年教育
関係施設職員
(5) 内 容
1) 主題 「青少年の健全育成に果たす地域社会の役割に
ついて」
2) 講演 「現代っ子の生活と集団活動の意義について」
3) 研究協議
第1部会 「青少年教育振興上の社会教育行政の進め
方について」
第2部会 「子供会等少年団体の健全育成会のあり方
について」
3 少年団体指導者研修会
<年少指導者研修>
(1) 趣 旨
各種少年団体の年少指導者(ジュニアリーダー)の参加
を得てその資質向上を図り少年団体活動の健全な発展に資
する。
(2) 期日・会場・参加者2
管内 期日 会場 参加者数 県北 50.8.6〜8.8 県少年自然の家 40名 県中 50.7.24〜7.26 県少年自然の家 40 県南 50.8.6〜8.8 県少年自然の家 40 会津 50.7.28〜7.30 北塩原村細野キャンプ場 40 南会津 50.7.30〜8.1 只見町総合開発センター
只見町青少年旅行村40 相双 50.7.28〜7.30 富岡町文化センター 40 いわき 50.8.8〜8.10 いわき市立水石山少年の家 40
(3) 対 象
原則として中学校1年生から高等学校1年生までの各種
少年団体のリーダー
(4) 内容(基準)
1) 議義・討議
「わたしの少年時代」
「リーダーのつとめ」
「少年団体の組織と運営」
2) 実 習
「活動プログラムの作り方」
「広報活動のしかた」
「話し合いのしかた」
「グループ活動(班活動)の進めかた」
「野外活動とレクリエーション」
「事故の子防と救急法」
「交歓会」
などで20時間以上を実施する。
(5) 講師・助言者
地域の学識経験者・少年教育施設職員・県教育庁社会教
育課員・各教育事務所員
<成人指導者研修>
(1) 趣 旨
子供会等少年団体の指導者にその運営や指導内容につい
ての知識技術を研修させ、その資質の向上を図るとともに
少年団体活動の振興に資する。
(2) 期日・会場・参加者
1) 期 日 昭和50年7月16日〜7月18日
2) 会 場 県少年自然の家
3) 参加者 43名
各種少年団体の成人(有志)指導者、少年教育行
政担当者・公民館等施設職員で市町村教育委員
会、市町村少年団体連絡協議会からの推薦者