教育年報1975年(S50)-215/303page
エ、 天然記念物
種別 名称 所在地 指定月日 植物 大聖寺のアカガシ樹群 双葉郡浪江町 50.5.30
2) 国指定文化財
昭和50年度において国指定文化財の指定告示はなかっ
たが指定が決定しているもの。
○ 史跡 亀ヶ森・鎮守森古墳 会津坂下町
○ 国選択重要無形民俗文化財
安達郡岩代町 小浜長折の三匹獅子舞
3) 文化財の指定解除
国及び県指定文化財についての解除はなかった。
(4) 文化財の普及公開
1) 北海道、東北ブロック民俗芸能大会
ア、 目 的
昭和50年度移動芸術祭地元公演として、北海道、東
北ブロック内に伝承される民俗芸能のうち、価値の高
いものを広く一般に公開し、その鑑賞をとおして、民
俗芸能の理解と認識を深め、無形民俗文化財としての
保存伝承を図るとともに、併せて上演芸能の記録を作
成した。
イ、 主 催
文化庁、福島県教育委員会、第17回北海道・東北ブ
ロック民俗芸能大会実行委員会
共 催
福島市教育委員会、財団法人福島県文化センター
福島民友新聞社
ウ、 期 日
昭和50年9月7日(日)
エ、 会 場
福島県文化センター(福島市春日町)
オ、 出演民俗芸能
広瀬熊野神社の御田植(福島県)
八沢木獅子舞(秋田県)
金ヶ沢鶏舞(青森県)
礪波獅子舞(北海道)
川前の鹿踊(宮城県)
台笠踊(岩手県)
梓山獅子踊(山形県)
比曽の田植踊(福島県)
カ、 観覧者
一般入場者 約1,290名
2) 県民俗芸能大会
ア、 目 的
県内の遺存する民俗芸能のうち価値の高いものを広
く公開し、民俗芸能に対する一般の理解と認識を深め
るとともに、公開芸能の記録保存を保存を行った。
イ、 主 催
県教育委員会、いわき市、いわき市教育委員会、福
島民友新聞社
ウ、 期 日
昭和50年11月29日(土)
エ、 会 場
いわき市文化センター
オ、 出演芸能
磐梯神社の巫女舞(磐梯町)
大久保の田植踊(飯舘村)
白岩の太々神楽(白沢村)
舘のじゃんがら念仏踊(いわき市)
西郷の獅子舞(川内村)
下湯長谷の長持行列(いわき市)
絹谷の獅子舞(いわき市)
カ、 観覧者
約1,000名
3) 文化財研修バス
ア、 目 的
県民が直接文化財に接することにより、文化財に対
する理解を深めるとともに、文化財の保存、活用の推
進を図る。
イ、 内 容
各教育事務所が主催し、研修生50名を募りバス1台
を運行した。
ウ 対 象
主として一般人(婦人、若年層)を対象とし、市町
村文化財調査員、教育委員会事務担当者をも含めた。
エ、 講 師
秋山政一、田中正能、室井康弘、石川佐中、
菊池康雄
オ、 期 日・見学先
県北 9月30日 県中、須賀川博物館ほか
県中 9月4日 県北、大蔵寺ほか
県南 8月28日 県中、石川町歴史民俗資料館ほか
会津 10月7日 県北、陽泉寺ほか
南会津8月24日 会津、恵隆寺ほか
相双 9月26日 いわき、薬王寺ほか
いわき10月5日 県中、石川町歴史民俗資料館ほか
4) 文化財指導者講習会
ア、 目 的
文化財に関する知識の普及と愛護精神の高揚を図る
ため、文化財保護について指導的立場にある関係者の
参集を求めて、文化財に関する専門的事項について講
習を行い、市町村における文化財保護行政の進展を図
った。
イ、 主 催
県教育委員会、いわき市教育委員会
ウ、 期 日
昭和50年7月28日(月)、29日(火)
エ、 会 場
いわき市文化センター
オ、 参加者
文化財保護行政を担当する市町村職員、市町村の文
化財調査委員又はこれに準ずる者、小・中・高等学校
の教員、文化財保存団体の関係者約150名。
カ、 講習内容
(ア) 講演