教育年報1975年(S50)-222/303page
ジン添加規定部分の凍結措置を行った。これにより大半の都
道府県は年度途中でL一リジン添加を中止し、年度末時に全
都道府県が添加を中止した。第二は、給食用パンの内容充実
を図るため、量目の減量(各10gの減量)と副原料(砂糖、
ショートニング)の増量を行った。第三は、給食用物資の安
定供給を図るため、県学校給食会に対する県費貸付金の増額
(3千万円から5千万円)を行った等の進展が図られた年度
であった。
6 学校保健の振興
学校保健を充実するために、校長、教頭、保健主事、養護
教諭、一般教員を対象とし、保健講習会(県内全地区)養護
教諭講習会(教育センター)を開催し資質の向上に努めた。
また、教職員、児童・生徒の健康管理に努めるとともに学
校保健委員会の設置促進と活動の活発化を図った。
なお、第22回福島県保健・安全研究大会を白河市において
開催し、当面する学校保健の諸問題について研究協議し多大
の成果をあげた。
7 学校安全の徹底
学校安全研究校2校による研究発表会、校内安全点検活動
の活発化等、安全教育の充実振興を図るとともに、交通安全
指導講習会(県内3か所)高校バイク実技講習会(43校、400
人)を開催し安全教育の徹底に努めた。
また、県費(補助壱)により交通安全指導教具の整備に努
め、事故防止の強化を図った。
第2節 学 校 体 育
1 学校体育関係各種講習会
(1) 小・中学校水泳実技・管理指導者講習会
1) 目 的
各教育事務所管内教員の水泳指導力を高めるとともに
安全管理の徹底を図る。
2) 期日・会場・参加者・講師
項目/
教育事務所県北 県中 県南 会津 南会津 いわき 相双 合計 期日 5月28日
〜29日6月25日
〜26日6月30日
〜7月1日6月30日
〜7月1日7月1日
〜2日6月18日
〜19日7月30日
〜31日会場 福島市民
センター
温水プール須賀川市立
第一小学校白河市立
白河第二小学校会津若松市営
プール
喜多方市民
プール田島町立
田島中学校呉羽化学工業
KK室内温水
プール原町市立原町
第一小学校参加者数 小学校 85 80 48 86 21 42 52 414 中学校 18 21 13 18 13 23 25 131 計 103 101 61 104 34 65 77 545 講師 6 6 4 6 3 7 4 36
3) 概 要
各教育事務所ごとに指導者の泳力を高めるとともに水中
でのゲームの指導研究に主眼をおき、救助法・人工呼吸
法等も取り上げて実施した。
特に、女子教員を中心に参加を求めて実施したが、本
講習会さ泳げるようになった者が多いのさ、今後も講習
会を継続し、指導力の向上を図りたい。
(2) 高等学校水泳指導者講習会
1) 目 的
高等学校体育担当者に対し、水泳実技・安全管理及び
救助法についての研修を行い、指導力を高め、水泳指導
の充実を図る。
2) 期 日 6月18日〜19日
3) 会 場 いわき市呉羽化学KK室内温水プール
4) 参 加 者 39名
5) 講 師 高等学校教諭2名指導主事2名
6) 概 要
県内高等学校体育担当教員を対象として実施した。
特に、基礎指導・救助法の実技研修と効果的な指導法
について熱心に研究討議され、充実した講習会であった。
(3) 小・中学校体育実技指導者講習会
1) 目 的
各教育事務所管内教員に対し、実技指導力の向上と学
校体育の充実を図る。